周波数補正に関する PPM について調べてみました。(>Tnx. JH4XSY/1, JA5FNX)
http://bun.dokidoki.ne.jp/xoops/modules/weblog/details.php?blog_id=626
PPM = Parts Per Million のことで、周波数の変動値が 100万分のいくらなのか
を表す周波数補正値のことです。つまり、
周波数補正値 PPM=(1-(真の周波数/読み取り周波数))x100万 です。
SDR# - Configureボタンを押すと、Frequency correction(ppm) のデフォルト値
は -21.0 となっています。ここを、FCD個体差による PPM値を計算して変更入力
します。事前に、APRS周波数を使って計算してみました。
144MHz帯では、真値 144.660MHz に対して読み取り値は 144.647MHz だったので
PPM=(1-(144.660/144.647))*1000000=-90
430MHz帯では、真値 431.040MHz に対して読み取り値は 431.001MHz だったので
PPM=(1-(431.040/431.001))*1000000=-90
真値と読み取り値は周波数によって比例関係にあるので、計算は一回で良かった
のでした。結局、自局FCDの PPM値は理論上は -90 となりましたが、実際に地上
APRS周波数を受信して調整してみると PPM=-111 でピッタリでした。読み取り値
に誤差があったものと思われます。(※誤差ではないです! 初期値 -21.0 から
-90 とすると、-21.0-90.0=-111.0 となります。)
この値 -111.0 を、SDR# - Configure - Frequency correction(ppm)の欄に設定
することで、Shift値を入力する必要がないということがわかりました。(下図)
