5.84GHz の受信ドップラーシフトがどのくらい大きいのか、ちょっと計算をして
みました。その受信周波数の変化(増↓減)は次のようになります。
AOS 5840.120 2401.554 1280.027 435.159 145.828
5840.060 2401.530 1280.015 435.155 145.827
TCA 5840.000 2401.500 1280.000 435.150 145.825
5839.940 2401.470 1279.685 435.145 145.823
LOS 5839.880 2401.446 1279.673 435.141 145.822
145帯 ... +- 3kHz
430帯 ... +- 9kHz
1200帯 ... +- 27kHz
2400帯 ... +- 54kHz
5800帯 ... +- 120kHz
これを IF で周波数変換した場合、小数点以下は同じ変化の数値を表示します。
例えば、AO-40 の基準周波数は 2401.323 でしたが、これを Drake-2880 で変換
して、IF を 145.323 に合わせた場合 (2400.000 → 144.000)、受信ドップラー
シフトは次のようになります。当時、実際次のように変化していました。(+-54)
AOS 2401.377 → 145.377
TCA 2401.323 → 145.323
LOS 2401.269 → 145.269
今、5840.000 → 1284.000 に IF周波数変換した場合、受信周波数は次のように
変化するはずです。これは JA0CAW局が実際に観測した結果のとおりです。(+-120)
AOS 5840.120 → 1284.120
TCA 5840.000 → 1284.000
LOS 5839.880 → 1283.880