Soundmodem Ver0.49b Update2013年09月01日 10時13分

APRS, 1200bps AFSK, 144.660MHz in Japan
Soundmodem_1k2 が、Ver0.49b にアップデートしました。
以前のバージョン Ver0.45b ともども改良点を挙げると次のとおりです。

> SCM v0.49b changes:
> - Improved RX-part of the modem (improved ATC and added interpolation)
> - Improved DCD for 1200 and 2400 bauds
> - Fixed some bugs in the AX.25 L2-layer protocol
> - Expanded features for non-standard AX.25 frames for SAT-operations.
> 
> SCM v0.45b changes:
> - Added "6dB Pre-Emphasis filter" option.
>   Pre-Emphasis filter it's a high-pass filter that emphasizes the high
>   frequencies in the audio spectrum. Preemphasis increases the level of
>   high frequencies by 6dB per octave. It might help to receive signals
>   at 1200 and 2400 bauds if the frequency response of the receiver is not
>   a "flat".
> - Added "UTCTime" option for indicate the time in UTC format. (1=On / 0=Off)
> - Added "NRMonitorLines" option for limit number of lines "Monitor" window (10-65535).
> - Improved compatibility with the AGWPE and MixW AX.25 Protocol (reduction of REJ collisions)
>   and fixed some small bugs.

モニターウィンドウの "NRMonitorLines" が、以前のバージョンから '10-65535'
まで設定できるようになっています。最初に Soundmodem を起動終了した直後に
自動生成される "soundmodem.ini" の 3行目にこの項目があるので、エディタ等
で書き直し保存します。 "NRMonitorLines=1000" の設定で、1回の衛星パスでは
充分でしょう。 "Soundmodem_1k2 Ver0.49b" は、著者のサイトに "sm2ch49.zip"
として登録されています。 http://uz7ho.org.ua/packetradio.htm

※ログのコピーの仕方は、モニターウィンドウ内で Ctrl+A で全体を青く反転さ
 せて選択した後、Ctrl+C でコピーし、エディタ上に Ctrl+V で貼り付けます。

STRaND-1 ON/OFF 時刻予測表 #12013年09月01日 20時28分

現在 STRaND-1 は、9600bps信号を46秒間送信し 91秒間間欠を繰り返しています。
無線機の受信周波数を手動で追っている自局としては、次の送信開始時刻が何時
何分何秒なのか常に暗算しながら周波数つまみを回していましたが、それも毎回
のパスでは疲れてきました。そこで、最初に観測したビーコン開始時刻 (最初の
ビーコンOFF時刻でも可)を入力するだけで、それ以降の ON/OFF の時刻を関数で
出力させる簡易Excelファイルを作ってみました。本日(9/1,19:46)の夜パスでは
最初にビーコンONになったのが 19:48:39 だったので、それを左図の A11セルに
即、入力して以降の ON/OFF 時刻を予測計算したものが右図です。(Click!)

        

STRaND-1 ON/OFF 時刻予測表 #22013年09月02日 20時05分

    

本日(9/2, 19:12)の夜パスで、改めて デジタル電波時計を凝視して、ON/OFF の
時刻を測定してみたところ、信号の間欠時間は 90秒でなく 91秒であることがわ
かりました。つまり、46秒間送信 91秒間間欠とした方が 実際の ON/OFF の時刻
にほぼ近いことがわかりました。昨日の Excelファイルおよび画像中の間欠時間
を、すべて 91秒に訂正しました。(上図は本日の ON/OFF時刻)

※電波時計の閏(うるう)秒に関連して、総務省およびNICTに次の資料があります。
  http://www.soumu.go.jp/main_content/000144097.pdf
  http://jjy.nict.go.jp/news/leaps2012.html

SpectraVue ?2013年09月03日 21時06分

SpectraVue 奮闘中。
General Setup の中段で 0秒(Auto) と設定しても、V Waterfall の
縦の時間帯が JA0CAW局のように10分間に収まらない....
どんどんスクロールしてしまう。

SpectraVue !2013年09月04日 19時52分

何とか SpectraVue に、STRaND-1 9600bps信号のスペクトルを、JA0CAW局と同様
に表示させることができました。しかしまだ SpectraVue を自在にコントロール
することができていません。いまだに難儀してます。(>Tnx.JA0CAW)

最初 "Wave File Input Setup" の "Invert Spectrum" にチェックを入れたため
に、FFT画像が JA0CAW局の画像とは左右反対に表示されたので、このチェックを
外してみると同じ画像となりました。タイムスタンプの近くの緑色の縦ラインは
自局PC内部のノイズと思われます。

   

SpectraVue !!2013年09月05日 19時43分



昨日の記事中、FFT画像の緑色の縦ラインは PCノイズではなく、受信中心周波数
を表していました。自局では Span=32000 の設定にして、このラインを FFT画面
の左外に押しやることができました。JA0CAW局の画像とは微妙に異なりますが、
とりあえず良しとします。2年半前に書いた記事 「SpectraVue software」 の後半
に、今回の実験結果をまとめて追記しておきました。参考まで。(Tnx.JA0CAW)

Soundmodem Update2013年09月06日 18時40分

Soundmodem_1k2 が、さらに Ver0.51b にバージョンアップしました。 Ver0.50b
で、AX.25フレームでないものは表示されなくなりました。さらに、Ver0.51b で
は、'Modem settings' の設定に 'Bits Recovery' の項目が新たに追加されまし
たが、ここはデフォルトの 'NONE' のままにしておくのが無難なようです。

> SCM v0.51b changes:
> - Limited the number of bits for bit recovery operation (only for undefined
>   state at three different levels of threshold comparator).
>   WARNING! Test showed this option may cause additional erroneous CRC collisions,
>   so use it at your own risk. By default is OFF
> 
> SCM v0.50b changes:
> - Added single bit recovery feature
> - Fixed transmission non-AX.25 frames to application (see option "NonAX25Frm" in the INI file)

昨日(2013年9月5日)のJA0CAW局Blogで、CubeBug-1 の信号を Soundmodem_1k2 で
デコードするための新たな方法が提起されました。 以前は、Soundmodem.ini の 
'RXSampleRate=11025' を 44100 と書き直すと、CubeBug-1 信号がデコードしや
すくなると述べていましたが、ここは 11025 のまま、'Modem settings' の中で
'BPF Taps=64' および 'LPF Taps=32' と設定することで 同じ効果があると述べ
ています。つまり、'RXSampleRate' の値を 4倍にしないで、'BPF Taps' および
'LPF Taps' のデフォルト値を、逆に 1/4倍にすると 同じ効果が得られるという
わけです。次に 'Soundmodem_1k2 Ver0.51b' を用いてこれを再現してみました。

   

CubeBug1音源は、カリフォルニア州 California Polytechnic State University
の、CubeBUG-1_CalPoly_30042013_1900-2.wav を用いました。この音源は、以前
「CubeBug-1 wavファイル再生」 の記事の中でも用いていて、その中の 2013.5.13
の SR=44100 の場合の実験結果と全く同じ効果が表れたことが確認できました。

Soundmodem more Update2013年09月07日 08時38分



一晩で、Ver0.52b にアップデートしました。 'MEMRecovery=100' が新しく追加
され、そして 'RawPktMinLen=17' とデフォルト値が変更になりました。
まだしばらくバージョンアップが続きそうです。

SCM v0.52b changes:
- Improved MEM-recovery feature. That tries to recover corrupted frame from
  the last frames buffer. It may help if the frames are often repeated, e.g.
  supervisory frames. You can change the number of last packets in the INI file
  (by default is "MEMRecovery=100"). Higher value may help on a very noisy path.
  
  If you don't need to receive the short non-AX25 frames you can limit minimal
  length of frame to 17 ("RawPktMinLen=17"). It will reduce the accumulation of
  unnecessary frames in the buffer.

CUSat-1/22013年09月07日 19時06分

Falcon 9 v1.1 により、Vandenberg Air Force Base, California, USA から
CUSat-1/2 が、9月10日(または14日) に打ち上げられる予定ですが、実際
どうなるでしょうか。
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr735.htm
http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/cusat_12.htm

Satellite Rotor Interface Touchscreen2013年09月07日 19時44分


https://www.youtube.com/watch?v=8J-i1d-oM_M

PY5LF, Luciano Fabricio氏が開発した Touchscreen によるアンテナ制御(G5500)
の紹介です。 4年前にブラジルから自局システムの見学にわざわざ来られました。
3分15秒あたりで 実演している彼が映っています。大変なつかしく拝見しました。
映像ではポルトガル語で話していますが、字幕が英語なので、感じはつかめます。
現役のエンジニアだけあって、このようなシステムが開発できてしまうのですね。