今まで内部信号でしか実験をしてきませんでしたが、JE1CVL局と同じく、自局も
初めて外部信号の地上デジピーター 144.640MHzを、Soundmodem_9k6 で受信して
みました。この周波数は日本では全国共通の APRS 9600bps データ通信用に設定
されています。運用周波数は、世界の地域によって次のように異なっています。
日本: 144.640MHz(9600bps GMSK), 144.660MHz(1200bps AFSK)
北米: 144.390MHz
欧州: 144.800MHz
オーストラリア: 145.175MHz
ニュージーランド: 144.575MHz
アルゼンチン: 144.930MHz
ブラジル: 145.570MHz
上図のように、日本では 9600bpsデジピーターの SSID は -2 となっています。
調べてみると、他の SSID は次のように定義されています。(C)KENWOOD
-0 : 固定局(常置場所)で、メッセージ交換が可能な局
-1 : デジピーター、移動局、気象局など
(日本では一般的に 1200bps 狭中域用 デジピーター)
-2 : デジピーター、移動局、気象局など
(日本では一般的に 9600bps 狭中域/広域用デジピーター)
-3 : デジピーター、移動局、気象局など
(日本では一般的に 1200bps 広域用 デジピーター)
-4 : デジピーター、移動局、気象局など
-5 : 携帯機器(スマートフォンなど)による運用
-6 : 衛星通信、各種イベントなどの特別な運用
-7 : 徒歩、自転車、スキーなど自力で移動する、メッセージ交換が
可能な局 (バス、電車などでの移動も含む)
通常は TH-D7 や TH-D72 などハンディー機での運用
-8 : ヨットや客船などの海上移動局、キャンピングカーなどの
陸上移動局
-9 : 乗用車、オートバイなどで、メッセージ交換が可能なモービル局
ハンディー機を使用した場合でもモービルでの運用は -9 を使用
-10 : IGate局や、インターネット接続運用局
-11 : 気球、飛行機、宇宙船など
-12 : 1-WAY のトラッカー機器など、メッセージ交換のできない
片方向通信デバイスを利用する局
-13 : 気象局
-14 : トラックでのモービル局
-15 : デジピーター、移動局、気象局など