Digital Satellite Blog since 13 Jan 2006 JE9PEL/JR6, Mineo Wakita Comment Answer: Angelfish
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先ほどの記事で、AO-07 の地表高度は 1460 km と述べました。 改めて 厳密に計算してみます。 ケプラー方程式ニュートン近似法 を用います。 この本質は、万有引力の法則 です。 次の 19 段階の計算を要します。 《ケプラー方程式ニュートン近似法》 (1) M=MA*2*3.14/256 MAをラジアンに変換 (2) to=M+e*sin(M)+0.5*e^2*sin(2M) 初期値 (3) mo=to-e*sin(to) ケプラー方程式 (4) dto=(M-mo)/(1-e*cos(to)) e=離心率 (5) t1=to+dto 第一近似値 (6) m1=t1-e*sin(t1) (7) dt1=(M-m1)/(1-e*cos(t1)) (8) t2=t1+dt1 第二近似値 (9) m2=t2-e*sin(t2) (10) dt2=(M-m2)/(1-e*cos(t2)) (11) t3=t2+dt2 第三近似値 (12) t4=tan(t3/2) (13) u=root((1+e)/(1-e))*t4 (14) s=2*arctan(u) 真近点離角 (15) p=24*3600/n 周期(単位秒) (16) 4*3.14^2*(a^3/p^2)=G*Q 万有引力の法則 (17) a=(((G*Q*p^2)/(4*3.14^2))^(1/3))*10^9 軌道長半径 (18) r0=a(1-e^2)/(1+e*cos(s)) 地球の中心と衛星との距離 (19) r=r0-637814000 地表面と衛星との距離 この (16),(17) を補足します。 a=(((G*Q*p^2)/(4*3.14^2))^(1/3))*10^9 a=(6.6732*10^(-8)*5.9732*10^27*(p*p)/(4*3.14159*3.14159))^(1/3) 上記項目の中の G は 万有引力定数 で、Q は 地球の質量 です。 最新の AO-07 の軌道要素を用いて、地表高度 (地表面と衛星との距離) を 計算してみます。 次の軌道要素は、2007年7月23日現在の最新のものです。 AO-07 1 07530U 74089B 07203.17654913 -.00000028 00000-0 10000-3 0 9312 2 07530 101.5115 240.1523 0011864 186.5248 173.5671 12.53572481495503 補足すると、 MA : 近地点を 0, 遠地点を 128, 左回りに一周して 256 離心率 : Eccentricity = 0.0011864 平均運動 : Mean Motion = 12.53572481 です。 《計算結果》 MA = 0 の時、rh = 1447.2 km MA = 128 の時、rh = 1465.8 km MA = 256 の時、rh = 1447.2 km となります。
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