三ヶ月ほど前に、Excel の FREQUENCY 関数について、
次のような記事を書きました。 その補足をします。
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FREQUENCY 関数を利用して度数分布を算出する例です。
この関数は配列数式として入力する必要があります。
データ範囲がある時に便利です。
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この Excel FREQUENCY 関数に、重大なバグがあることに気付きました。
上の手順で D2~D6 の各セルには、すべて {=FREQUENCY(A2:A11,C2:C6)}
と入りますが、この作業を 「ツール → ブックの共有 → チェック」 と
した状態で行うと、D2~D6 の各セルの FREQUENCY 関数の中の番地が一つ
ずつずれてしまうのです。
この 「ブックの共有」 とは、ネットワーク内で同じプログラムを同時に
いくつも立ち上げて作業ができ、時間差で保存したデータはサーバー内で
合体できることをいいます。
このバグを回避するためには、いったんプログラムの 「ブックの共有」
をはずし、その状態で通常の FREQUENCY 関数を処理し、それが完成した
後で最後にプログラムを 「ブックの共有」 とする必要があります。