元期 簡易計算法 #12013年07月02日 23時47分

FITSAT-1(NIWAKA)
1 38853U 98067CP  13181.98190682  .02715420  11811-4  15008-2 0  2990
2 38853  51.6286   7.6320 0012559 281.0769  78.8836 16.18546131 42226

元期通日 13181.98190682 について考えてみます。

まず 元期 1.*** は 1月1日+0.***日、31.*** は 1月31日+0.***日、そして平年
の 59.*** は2月28日+0.***日、・・・、平年は 6月30日までで181日経過してい
るので、元期 181.*** は 6月30日+0.***日となります。

上記の FITSAT-1(NIWAKA) の TLE元期 0.98190682=23時33分57秒(後述) なので
元期 13181.98190682 は、結局 2013年6月30日+0.98190682日、つまり6月30日の
23時33分57秒UTC、日本時間で 7月1日午前8時33分57秒となります。

[簡易計算法]
                                                  +----------------+
この元期通日 181.98190682 を解析してみます。      |  1月     (閏年)|
小数点より上が その年の日数なので、181 より       |  2月  31 ( 31) |
小さい整数値(180以下の数)を右表から選びます。     |  3月  59 ( 60) |
すなわち 151 であり 6月となります。181 から       |  4月  90 ( 91) |
151 を引くと 30 となります。つまり、6月30日       |  5月 120 (121) |
となります。 小数点以下の数値に、次のように       |  6月 151 (152) |
時間の定数をかけると、時分秒が計算できます。      |  7月 181 (182) |
                                                  |  8月 212 (213) |
  0.98190682 x 24 = 23.56576368 ... 23時          |  9月 243 (244) |
  0.56576368 x 60 = 33.94582080 ... 33分          | 10月 273 (274) |
  0.94582080 x 60 = 56.74924800 ... 57秒          | 11月 304 (305) |
                                                  | 12月 334 (335) |
この3行の面倒な掛け算のところを、JE1CVL局は       +----------------+
Excel を使って次のように簡単に求めています。

> 0.98190682 を Excel のセルに入れて、セルの書式で 「時刻」 を選択する。
つまり、セル右クリック → セルの書式設定 → 「時刻」 → OK → 23:33:57

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