SDR#1300番台の旧バージョンでは、'Frequency Entryプラグイン' が使用できて
中心周波数と受信周波数の両方の設定が容易なのですが、最新のSDR#1400番台の
バージョンでは 'Frequency Entryプラグイン' を認識しないので 一工夫が必要
です。SDR#の使い方は各局によりそれぞれですが、自局は次のようにしています。
HORYU-4 の S-band (2400.300MHz) 受信の場合を例に挙げます。
(1) 最初に、SDR#-Configure(歯車ボタン)で 'Frequncy correction(ppm)'
の値を設定する。その ppm値の正確な算出調整には、地上局周波数を
利用するとよい。一度設定すると、その値は SDR#に保持される。
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr798.htm#fcd2
(2) SDR#上段の Spectrum画面の中の縦赤線を中心部にドラッグ移動。
(3) SDR#上段右上で、三角固定ボタン(Center tunig) を選択。
(4) SDR#上段の周波数を、縦赤線中心部 144.300.000 に設定。
(5) SDR#上段右上の Zoomバーで、適切 (±100kHz幅) に Zoom Up.
(6) SDR#左側の Shift欄に、2,256,000,000 を設定してチェック。
(コンバーター '2,400.000MHz → 144.000MHz' に設定される。)
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr912.htm#shift
(7) SDR#上段の周波数を、縦赤線中心部 2400.300.000 に変更。
(8) SDR#上段右上で、三角開放ボタン(Free tuning) に変更。
(9) 中心部縦赤線を、表示周波数をクリックして変更するか、あるいは
ドラッグするかして、2.400.350.000 付近に移動する。その理由は
SDR#の中心部分にありがちなノイズを避けるために、信号を受信す
る時は中心部赤縦線を SDR#_Spectrum画面の中心部から右側部分に
移動させておくことにある。HORYU-4 S-band幅は、100kHz である。
(10) Start SDR#.
(11) ドップラーシフトに合わせ、縦赤線を左に徐々に移動させる。
(12) あるいは 'Orbitron + DDE_Tracker' により周波数自動追尾。
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr926.htm
Orbitron run → SDR# run and start
→ DDE Tracking Cliant Options: Orbitron → Connect
→ Orbitron DDE run → SDR# automatic tracking frequency
(13) HORYU-4 S-band (2.400.342.000 付近) 実際の受信の様子