SDR#1489 S-band 設定方法2016年10月24日 11時45分

SDR#1300番台の旧バージョンでは、'Frequency Entryプラグイン' が使用できて
中心周波数と受信周波数の両方の設定が容易なのですが、最新のSDR#1400番台の
バージョンでは 'Frequency Entryプラグイン' を認識しないので 一工夫が必要
です。SDR#の使い方は各局によりそれぞれですが、自局は次のようにしています。
HORYU-4 の S-band (2400.300MHz) 受信の場合を例に挙げます。

 (1) 最初に、SDR#-Configure(歯車ボタン)で 'Frequncy correction(ppm)'
     の値を設定する。その ppm値の正確な算出調整には、地上局周波数を
     利用するとよい。一度設定すると、その値は SDR#に保持される。
     http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr798.htm#fcd2

       

 (2) SDR#上段の Spectrum画面の中の縦赤線を中心部にドラッグ移動。
 (3) SDR#上段右上で、三角固定ボタン(Center tunig) を選択。
 (4) SDR#上段の周波数を、縦赤線中心部 144.300.000 に設定。

       

 (5) SDR#上段右上の Zoomバーで、適切 (±100kHz幅) に Zoom Up.

       

 (6) SDR#左側の Shift欄に、2,256,000,000 を設定してチェック。
     (コンバーター '2,400.000MHz → 144.000MHz' に設定される。)
     http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr912.htm#shift

       

 (7) SDR#上段の周波数を、縦赤線中心部 2400.300.000 に変更。

       

 (8) SDR#上段右上で、三角開放ボタン(Free tuning) に変更。

       

 (9) 中心部縦赤線を、表示周波数をクリックして変更するか、あるいは
     ドラッグするかして、2.400.350.000 付近に移動する。その理由は
     SDR#の中心部分にありがちなノイズを避けるために、信号を受信す
     る時は中心部赤縦線を SDR#_Spectrum画面の中心部から右側部分に
     移動させておくことにある。HORYU-4 S-band幅は、100kHz である。

       

(10) Start SDR#.

       

(11) ドップラーシフトに合わせ、縦赤線を左に徐々に移動させる。
(12) あるいは 'Orbitron + DDE_Tracker' により周波数自動追尾。
     http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr926.htm

       Orbitron run → SDR# run and start
        → DDE Tracking Cliant Options: Orbitron → Connect
        → Orbitron DDE run → SDR# automatic tracking frequency

(13) HORYU-4 S-band (2.400.342.000 付近) 実際の受信の様子