ISS シャドウ・プラズマ実験 #12013年02月01日 18時52分

Space Plasma Experient "Shadow" Onboard ISS
http://knts.tsniimash.ru/Shadow/en/

ISS Plasma Thrust Shadow-Beacon Experiment Feb 1-3 and 8-10, 2013
http://www.uk.amsat.org/?p=12418#more-12418

ISS Shadow-Beacon Plasma Experiment
http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/isshadow.htm

ISS シャドウ・プラズマ実験
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr723.htm

CO-65 Digi,MsgBox 2月運用予定2013年02月01日 19時48分

日付時刻(JST)運用予定
2/ 2(土) 9:51 ~ MsgBox
2/ 3(日)10:08 ~ Digipeater
2/ 9(土) 8:36 ~ Digipeater
2/10(日) 8:52 ~ Digipeater
2/16(土) 8:56 ~ Digipeater
2/17(日) 9:12 ~ Digipeater
2/23(土) 9:16 ~ Digipeater
2/24(日) 9:33 ~ MsgBox
SRLL不定期運用事前連絡
管制局によるコマンド送信が最近不調、原因不明。
SRLL運用は姿勢系データダウンリンク時 実施予定

ISS シャドウ・プラズマ実験 #22013年02月02日 11時01分

"Shadow-Beacon" ... 影付きビーコン by JE1CVL
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr723.htm (記事より抜粋)

通常の化学推進剤システムでなく、電気スラスター(ET)「プラズマ」方式の推進効果
を確かめる実験のようです。ある意味壮大な実験で、「影の Beacon を送った地域と
そうでない地域との Beacon の到達時間の差を測って確かめようとするもの」と理解
しました。

人工衛星また宇宙船の推進力は、通常の化学推進剤による方法と電気スラスター(ET)
による方法とがあります。しかし、この電気スラスターはプラズマを発生させるので
このプラズマにより最悪衛星との無線通信が遮断されてしまう惧れがあります。どの
ような影響があるのかは、まだ解明されていません。プラズマの影響を何らかの形で
実証する必要があります。 ← 今回の「Shadow Beacon」は、これを確かめる実験。
ShadowBeacon はプラズマの影響を受けた Beacon、他の Beacon は影響を受けてない
Beacon。これを比較します。何を比較するかは「到達時間」の差だと思いますが、詳
しくは理解できていません。 いずれにしても、Beacon 比較である以上、受信時刻が
正確であることが必要です。PCを、インターネット時刻等に正確に同期させる必要が
あります。

「Plumes」 羽毛。もくもくと立ち昇る煙。『高度に電離した排気プルームにより、RF-
通信のデッドゾーンを作り出してしまう危険性がある』本当にまだまだ宇宙空間には
分からないことが多いようです。宇宙空間で車の点火プラグのように火花を散らすと
それは推進力に使えることが知られています。 電気推進、電子プラズマ、ET と表現
されます。ところが前述のように、宇宙空間でプラズマを発生させると、その周辺に
一種の電離層(排気プルーム)が出来、それが高周波通信の障害物になってしまう危険
性があるとのことです。 Space Plasma Experiment "SHADOW" は、その手がかりを調
べる実験のようです。宇宙空間で(ISSから)プラズマを発生させて、同時に Beacon
(145.825MHz)を発射して、その電波の不感地帯(Shadow)が起きるかどうかを調べよう
とするもののようです。 ET はたいへん有用な代わりに、衛星との通信の障害を発生
させてしまう代償をはらんでいることになり、研究の結果を見極めない限り実用段階
へは進めないということでしょう。

宇宙空間でプラズマを発生させると、その周辺が高密度の電離状態になり電波を遮断
する可能性があるとのことです。この実験はISSでプラズマを発生させ、地上からISS
の Digipeater へ Beacon を送って、帰ってくる Beacon の不感地帯(Shadow)が生じ
るかどうかを確かめようとする実験のようです。「どのように確かめるか」は解説す
ると長くなるのですが、ISSの FootPrint の一部分が Shadow となる可能性があり、
そこに位置したアマチュア局(実験参加局)にあっては、Beaconが受信出来ない状態と
なるはずです。そこで実験参加局は、GroundStation(GS)へそのパス中の Beacon受信
レポートを送り、「GSではそのレポートを比較して判断する」ということになると思
います。壮大な実験と言えますが、仕組みからお分かりのとおり参加局数が少なくて
は データ不足で実験が希薄になってしまうということでしょう。ISS の Digipeater
にアクセスした経験のある局はぜひ実験に参加されたらいかがでしょう。

宇宙にはまだ分からないことがいっぱいあり、「一つひとつ実証しながら 宇宙利用の
発展を目指す」ことが進められているのだと思います。宇宙空間でのプラズマによる
高密度の電離状態は衛星とのRF信号通信に障害を及ぼす可能性があり、今回その手が
かりを得ようとする実験が行われました。ISS昨晩(3Feb2013)22:27JST(TOKYO)のパス
で第一段階の実験が終わりました。私ほかの登録局が実験に参加しましたが、Degip-
eterを使った通信をしようとしていた局には「何だろう」という思いをさせてしまっ
たことでしょう。今回、国際的規模で行われた実験でもありましたので、何卒ご理解
をお願いいたします。

ISS へ向けての Beacon の送受信は AGWPE+UISS で行うわけですが、UISS の SetUP
のところに 「ISS Shadow Experiment Wizard」 があり、これは Beacon を一定間隔で
(2-9秒で設定できる) 1分間送信し、1分間休むという機能ですが、このような機能が
あらかじめUISSに搭載されていると言うことは、かなり前からこの実験の構想があっ
たことになります。また、送受信データファイルの「Save-Report機能」もそうです。
このような実験に、JA からも積極的に参加し、「まだ分からないこと」の解明に協力
できれば良いのではないかと思っています。

ISS シャドウ・プラズマ実験 #32013年02月02日 17時03分

[提案 JA0CAW, 文責 JE9PEL/1]

Shadow Beacon の件ですが、お互いが同時に UP すると、各自 Dataの
取得ができなくなります。そこで、UP時間の調整が必要かと思います。
(Experiment Members - Asia より日本人局を割り振り。)

昨日時点(4人)での例、(現時点 6人)

  2013-2-2  20:04-20:08JST  地上局1
            20:09-20:13JST  地上局2

  2013-2-2  21:40-21:42JST  地上局3
            21:42-21:44JST  地上局1
            21:44-21:46JST  地上局2
            21:46-21:50JST  地上局4

  2013-2-2  23:18-23:19JST  地上局3
            23:19-23:26JST  地上局4

[私案]
指定の時間に ISS-UP が出来ないことの方が多いと思います。
指定時間帯が無音ですと、また資源がもったいないので、その指定者の時間帯の
最初の例えば 20秒間が無音だった場合の 「補欠者」、あるいは 「***局限定使用」
というように、穴が開かないようにしたらどうでしょうか?
実運用上は、1パス1局?

http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr723.htm

ISS シャドウ・プラズマ実験 #42013年02月02日 20時33分

20:03-20:13JST, 2 Feb 2013, Ele 25 WS-E-EN, 145.825MHz FM

[ShadowBeacon UP]

  (1) ISS当局 に登録申請。
  (2) UISS → Setup → Shadow Experiment Wizard
  (3) Beacon Interval → 3
  (4) Country Code → JA
  (5) ビーコン解除は、画面中央の赤いボタンをダブルクリック。

[私案]
指定の時間に ISS-UP が出来ないことの方が多いと思います。
指定時間帯が無音ですと、また資源がもったいないので、その指定者の時間帯の
最初の例えば 20秒間が無音だった場合の 「補欠者」、あるいは 「***局限定使用」
というように、穴が開かないようにしたらどうでしょうか?
実運用上は、1パス1局?

PCSAT(NO-44) batteries2013年02月03日 10時20分

Subject: [amsat-bb] PCSAT batteries!
From: Robert Bruninga
Date: Sat, 2 Feb 2013 11:14:30 -0500

我々はバッテリーを衛星の中間に設置した。(取り付けていない)太陽電池パネル
(衛星の側に取り付けていない状態)では、+90℃~-100℃まで完全に耐性がある。
太陽電池パネルは アルミニウムフレームに取り付けられていて、衛星は約 1RPM
(1分間に1回転)なので、パネル上でも (1軌道あたり)約10℃以上の温度変化は生
じない。

そして、衛星上のこの 10℃の変動は、バッテリーでは 1軌道あたり および 1日
あたり、約 +/- 1℃の変化しか与えない。しかし、Sun/Orbit ベータアングルと
共に、長期間の変化が存在する。

PCsat の平均温度は約 10℃である。 全蝕期間(高ベータアングル)で、低くても
0℃、全日照の時で 1週間ほどは高くても 40℃である。この周期は約 2ヶ月ごと
にやってくる。

現在 PCsat の内部は、快適な 25℃である。

我々 PCSAT(現在12才)の問題は、管制局との接触を回復するために予備の送受信
機をオンにする 「故障検出モードからの再起動」 を設計する我々自身の致命的な
欠陥である。今にして思えば馬鹿なことだった... 特にその理由が低電力による
ことならば。

高ベータアングル(最大の太陽エネルギーを入手可能)の時、我々はいつでも臨時
の送受信機をオンオフをすることができるが、それは 蝕に入り消える(軌道ごと
に充電するには不十分な時間) 前の 15分間だけである。

しかし年に 2/3回は全ての予備機をオフにするコマンドを送信できて、それらが
保たれるような全日照期間に入る。しかし全日照の時はまた、最も悪いサンアン
グル(最少の平均電力)でもあるので、コマンドが通るかどうかは不確かである。

http://www.findu.com/cgi-bin/pcsat.cgi?absolute=1 を見よ。
(下段に生パケットがある。) 消える前の 9分間に、その日の試行が成功した結果
を見ることができる。毎回リセットされて 001 から始まるテレメトリ シリアル
ナンバーを見よ。例えば 2013年2月2日14:29:24z にそれが起きたことがわかる。

-----Original Message-----
Subject: [amsat-bb] PCSAT batteries!
From: Robert Bruninga
Date: Sat, 2 Feb 2013 11:14:30 -0500

We placed the batteries in the middle of the satellite.  It is quite
immune to the +90C and -100C possible fluctuations on (unattached) solar
panels (if they were not attached to the sides of the satellite).  Since
the solar panels are attached to the aluminum frame and the satellite
rotates at about 1 RPM, we don't see any temperature variations even on
the panels of more than about 10C (per orbit).

And then these 10C fluctuations on the sides only penetrate to about a +/-
1 degree variation at the batteries per orbit and per day.  Though there
is a long term variation with the Sun/Orbit beta angle.

The average temperature of PCsat is around 10C, getting as low as 0C
during full eclipse seasons (High Beta angles) and as high as 40C for a
weak or so when it is in full sun.  This cycle moves over a 2 month or so
cycle.

Right now, PCsat inside is a nice comfortable 25C.

Our problems with PCSAT (now 12 years old) is our own fatal flaw of
designing it with a reboot-after-fault-detection mode of turning on backup
transmitters and backup receivers to regain contact with the command
station. Now with 20/20 hindsight, that was dumb... especially if the
reason it faulted is due to low power!

We can get in and turn off the extra XMTRS and RCVRS any time we want
during high beta angles (maximum peak solar power available), but then
there is only 15 minutes left before it goes back into eclipse and dies
(not enough time to charge each orbit).

But then 2 or 3 times a year, it enters full sun periods when, if we can
get the command in, then we can send those commands to turn off all the
spares and they will hold... BUT this time of full sun, is also the time
of the worst sun angle (least average power), and so it is iffy if we can
get the command in.

See http://pcsat.aprs.org (raw packets at the bottom) and you will see
that today's attempt resulted in achieving 9 minutes of operation before
it died.  See the telemetery serial numbers starting at 001 each time it
resets. That occurred at 2013-02-02-14:29:24z

Hope that helps
Bob, WB4APR

ISS シャドウ・プラズマ実験 #52013年02月03日 10時44分

(転載) ISS Shadow-Beacon について by JA0CAW

ISS Shadow-Beacon 実験の目的については、HP を見てください。他 JE1CVL氏、
JE9PEL氏が詳しく Blog に書いてますのでそちらをご覧ください。

マスターステション : 各地域におられますが、全パス一人でやられてる地域と
1パスごとにマスターステーションを変えてる地域の 2通りがあります。
(EU: マスター1局が全パス対応、VK: 登録局が1パス1局)

JA では、一個人でやりますとそれぞれに都合がありますので、1パスごとのマス
ターステーションを、今回 事前登録局に提案させていただき、1パスごとに違う
局が担当することになりましたので、ご理解・ご協力のほどお願いいたします。

なお、登録局・未登録局におかれましても、Shadow-Beacon を受信されましたら
その受信Log が一番重要ですので、GS に送るか、私(JA0CAW) に送っていただけ
ますようお願いいたします。

また、通常の ISS-Digi UP は、Beacon が流れてても出来ますので、気にしない
で UP されてください。

※Beacon は、3秒間隔で 1分間流れて 1分間の休止の繰り返しです。
 1分間の休止は、ISS の方でプラズマを放出する設定時間になります。

現在、ISS からの送信出力は約 100W送信ですので、GP でも十分受信できるかと
思いますので、是非とも受信されて DataLog を送ってください。

なお、受信Logは、UISS の Log でお願いいたします。

※来週の予定についてですが、7日頃(2013年2月7日)頃に 登録局に
 予定をメールでお知らせしますので、よろしくお願いいたします。
                               by JA0CAW

エストニア衛星 ESTCube-12013年02月03日 18時49分

Nation: Estonia
Type/Application: Technology, Earth ofservation
Operator: University of Tartu
Configuration: CubeSat (1U)
Power: Solor cells, batteries
Mass: 1.33 kg
Frequency:  437.250 MHz CW
            437.505 MHz primary downlink
           2401.250 MHz secondary downlink
Launch day: xx.Apr 2013
Launch vehicle: Vega
Launch site: KoELA-1
Mission:
1. Carrier rocket takes the satellite into orbit and deploys it.
2. 5 minutes after deployment the satellite starts up and starts preliminary
   system checks to determine the integrity of the  satellite's hardware.
3. 30 minutes after deployment the radio antennas of the satellite will
   be deployed and communications with the Earth will be made possible.
4. 40 minutes after deployment the satellite's radio beacon will bea
   activated and first messages will be sent back to the Earth (this is
   the first time the satellite's successful launch can be determined)
5. Satellite's beacon will be held active for a couple of days to determine
   satellite's health
6. The satellite will turn on all of its subsystems and will stay in
   standby for commands from the groundstation.
7. The groundstation will communicate with the satellite for diagnostics
   and possible software updates
8. Satellite's rotation will be stabilized and first camera pictures
   will be taken.
9. The main mission will start: the coils within the satellite will
   be used to spin it up and the tether deployment starts.
10.Tether deployment ends, the tether will be electrified and measurements
   will start. The satellite will keep sending telemetry for confirming
   the E-sail effect.
http://www.estcube.eu/en/home

ISS シャドウ・プラズマ実験 #62013年02月03日 19時41分

19:14-19:22JST, 3 Feb 2013, Ele 13 S-E-EN, 145.825MHz FM
低仰角13度でしたが、自局では 36個スムーズに上がりました。
この Shadow-Beacon UP の実験をしていると、Digi-UP が参加しにくい雰囲気が
出てしまいますね。仕方がないのかなー。次パス、JE1CVL局よろしくお願いいた
します。ワッチしております。次の Shadow-Beacon UP局が誰なのかも どこかで
一般公開した方がよいですね。

FO-29 via RTL-SDR2013年02月04日 20時35分

FO-29 Transponder with RTL-SDR
ST2NH wrote on 3 Feb 2013:

Receiving FO-29 satellite transponder with RTL-SDR.
SDRsharp is so simple and so lite software to begin with.  

IMHO its receiver sensitivity is so great compare to other software around!
At least to my hardware setup and to my recent experience with SDR tech.

The RTL-SDR stick.



http://www.youtube.com/watch?v=7WFC2VHHYkU
ST2NH Blog1


Receiving satellite telemetry with RTL-Stick
ST2NH wrote on 2 Feb 2013:

It is a new wave to learn and practice the Software Defined Radio (SDR)
technology with just a cheap RTL stick.

Satellites received,
HO-68
SRMSAT
JUGNU

No dopper coreccting was used.
USB mode used for easy tuning.
No PreAmp used. Signal was strong.


http://www.youtube.com/watch?v=lrN5qLWgd1w
ST2NH Blog2