XI-IV/V, ImageDecoder による画像処理法2015年04月03日 10:11

衛星 XI-V からの画像データは、「つなたーむ」ソフトを使用して asciiデータ
としていったん保存します。その画像化には最初、次の手順で管制局サーバーに
接続して画像処理ソフト ImageDecoder をダウンロードします。自動的にインス
トールされるので、その後は、スタート→すべてのプログラム → Intelligent_
Space Systems Laboratory → ImageDecoder としてソフトを起動します。

下記の接続画面の「インストール」ボタンをクリックすると、数分後にソフトが
起動するので、あとは手順に従って受信した ascファイルを指定して画像処理を
します。複数の ascファイルを指定することで、解析率(取得率)が上がります。

    

    

XI-V 画像化成功 #12015年04月03日 19:46

18:05-18:18JST, 3 Apr 2015, Ele 75 N-Z-S, 437.345MHz 1200bps AFSK
このパスで送信された画像データを使って、実際に画像化することができました。
MixW + TunaTerm, あるいは VSPM + TunaTerm のバーチャルコネクションにより
TunaTerm(つなたーむ)と連携することはできますが、これでは画像化することが
できないことがわかりました。(設定により画像化できる可能性はあるが未実験)
ハードTNC直結により、TunaTerm に正しく ascii表示および ascii保存すること
が確認できました。

正しく表示というのは、TunaTerm の ascii窓に 今回の C6 のように ROM表示が
表われることです。これで、衛星からの画像データが ROM6 のものであることが
わかります。しかし、この画像データ内には撮影パラメータがないというエラー
メッセージが途中で出るので、管制局サイトから ROM6 の正しいパラメータを含
んだ IPDファイルまたは IPDDファイルを解析の途中で指定します。次の3番目の
画面で「いいえ」をクリックすることで、管制局サイトに導かれます。 6番目の
画面を見ると、この ROM6 の衛星画像は、2015年1月8日に撮影されたものである
ことがわかります。 この 6番目の画面の下段をクリックして目的の IPDDファイ
ルをダウンロードすることができます。 ascファイルと同じフォルダに保存する
とよいでしょう。

解析の途中で、この ROM6用IPDDファイルを指定することで、8番目の画面のよう
にデコードが完了します。 9番目の画面のように ImageViewer を起動して 最後
に、10番目の画面の ROM6 のタブをクリックして、やっと画像化に成功します。
今回は 1パスだけの ascファイルなので、取得率はわずか 9% でしたが、実際は
複数のパスで保存したascファイルを最初に選択することで、取得率100% の描画
を目指すことになります。