の Save 内に、スペルミスがありましたので、更新しました。
バージョンは、Ver 1.1 のままです。こちらをご利用下さい。
http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/miceconv.zip
《概要》
GO-32 経由で相手局にメッセージを送信する場合、一般的に
TNC の UNPROTO コマンドの設定で、「un CQ via 4XTECH」
として行います。これは地上パケット通信と同様な方法です。
最近、GO-32 で流行っているのが、「APRS」という概念です。
UI-View32 ソフト等を使って、所定のメッセージを送信する
と受信側で、UI-View32 のメイン画面の日本地図等に相手局
の位置がシンボルマークで表示されるのです。
「un APRS via 4XTECH」と TNC を設定して、自局の場合、
=3523.05N/13936.61E- YOKOHAMA JAPAN {UIV32N}
というメッセージを送信します。 YOKOHAMA~ 以降の部分は
実際は任意の文字列です。大事なのは、前半の緯度・経度の
部分です。UI-View32 と APRS システムが自動的に位置情報
を認識して、地図上にシンボルを表示すると同時に、世界中
の APRS 関係のサーバーに、位置の他、あらゆる情報が記録
されます。
このメッセージ部分はご覧のとおり、バイト数が多いですね。
シビアな宇宙空間では、もっと短いバイト数で位置情報等を
送信したいというのは、自然な発想です。
そこで登場したのが 「MIC-E」という圧縮フォーマットです。
ここまでくると、非常にマニアックな内容なので、一般には
先に述べた通常の APRS 通信方法を試みられることをお奨め
します。
さて、この MIC-E コンバータを使うと、この緯度・経度・
速度・方向等の情報が自動的に暗号化されて、圧縮した形で
諸データが算出されます。その算出データを使用します。
その具体的な活用の仕方ですが、自局の場合、まず、
un 3URSP5 via 4XTECH
と TNC を設定します。 この「3URSP5」の部分に、特に緯度
の情報が暗号化されています。そして送信するメッセージは、
`C@Y\\\-/MIC-E, Yokohama Japan
です。前半の C@Y\\\ が重要です。
C@Y の部分に経度の情報が暗号化されています。
\\\ の部分は、速度・方向が暗号化されています。
この、「3URSP5」と「`C@Y\\\-/」 の部分を出力させるのが、
「LATI/LONG -> MIC-E Converter」です。この二つの部分は
当然ながら、各局で異なります。
繰り返しますが、TNC において、
un 3URSP5 via 4XTECH
と設定しておいて、
`C@Y\\\-/MIC-E, Yokohama Japan
を送信するわけです。 「MIC-E, Yokohama Japan」の部分は
実際は任意の文字列です。
これが、APRS 規定のフォーマットになっています。 この他
にも別のフォーマットがありますが、MIC-E が最も圧縮率が
高いということです。
なお「\\\」は今、便宜上 置換をしていますので、送信する
際は、出力ファイルのとおりバイナリのまま送出して下さい。
GO-32 の MIC-E アップリンク周波数は、145.930 MHz です。
(通常の APRS アップリンク周波数は、145.850 MHz)
いずれにしても非常にマニアックな手法なので、最初はこの
MIC-E にこだわらずに、先に述べた通常の方法で通信を行う
ことをお奨めします。
Tnx. JH4XSY/1
MIC-E converterの詳細な解説をありがとうございます 「衛星通信入門(NO.552)」も印刷させて頂きやっております バイナリ部分が私には大変難解なのでした 質問メールの書き方で悩んでいました またどうぞよろしくお願いいたします
ありがとうございました ただいま感激しております 「・・・自然な発想」部分の説明がとても貴重でした 出力ファイルが実行フォルダにきちんとセーブされました 任意のコメントはその後につづけて送信すればよいこともISSで今やっていて気付きました(67文字の制限あり?) これからFIND-Uで、もしかしたらPEL局にSGATEしてもらえていたら位置座標を確認できるのですね
今見てきましたRAWdataにキチンと載りました SGATEもしてもらっていました ありがとうございました ようやく出来ました 本当はyokohamaとかkitakyuusyuuとかniigataとかが良いのですが・・関越の上里SAなのですトホホ どうぞまたよろしくお願いいたします 位置座標確かにずれているようです もう一度見直します
http://www.geocoding.jp/
で調べると、関越道 上里SA の緯度経度(WGS84系) は、
36d15m18s N/ 139d07m12s E です。
これを、MIC-E Converter にかけると、
Destination 3VQUS0
Information `C_0\\\-/
となります。この両方を使うべきでした。