(C)Kagoshima University
しんえん2, 九州工業大学、鹿児島大学
http://kit-okuyama-lab.com/sinen2/
http://www.eee.kagoshima-u.ac.jp/~fuku-lab/sinen.html
http://amsat-uk.org/2014/04/23/shin-en2-to-carry-mode-j-linear-transponder/
打ち上げ日: 2014年12月15日
ミッション: 熱可塑性CFRPによる宇宙機の背策と宇宙技術実証
遠距離における地球-宇宙機関の相互通信
437.505 MHz CW beacon
437.385 MHz WSJT telemetry
Inverting SSB/CW transponder
145.940-145.960 MHz uplink LSB
435.280-435.260 MHz downlink USB
鹿児島大学の GS によると、次の PDF, MP3 は決定ではなく暫定的なものなので
環境構築や設備投資は未だ待った方がよいということです。(暫定版転載許可済み)
宇宙機運用通信系における送信形式と送信フォーマット.pdf
送信データ試験信号20140917.mp3
WSJT7-JT65C (by JE9PEL/1)
JAXA はやぶさ2 小型副衛星
(補足)
> Q1. 電波型式は、WSJT となっています。より具体的な型式(JT65,FSK441等)
> をご教示ください。
> A1. 抜粋
JT65,FSK441等を検討した。しかし、深宇宙で GPS がない、高安定の時計を
載せられないなどの理由で、宇宙機と地上で時刻同期をとる手段がないこと
から変則的な方法になっている。(暫定的な形式は上記PDF)
DATA1 から DATA8 の 8バイトに、HKデータ, 地上から送信したメッセージ,
コールサインなどが入る。どのデータが送られているかは、CLS(=Class) の
ところで判定する。
基本周波数は、f0=441Hz, ⊿T=1sec なので、通信速度は 1bps。これを F1D
の形式で送ってくる。うまく周波数が合うと 441Hz の定数倍の音が1秒ごと
に切り替わるように聞こえるはず。Sync(同期)は、441Hz の一定音。
A系(通信実験用回線) のアップリンクの形式も F1D で、こちらは 10bps の
パケット。通信速度が遅いので、効率的にコマンドやメッセージを送るため
こちらも変則的なパケットになっている。現在、パケット形式の確定作業中
であり、ダウンリンクのパケットと似た形式にする予定。(上記MP3)
> Q2. ドップラーシフトを計算するため、しんえん2 の脱出と接近速度の予想
> 値を知りたいのですが、これは実際に発射された後でないと分からない
> という認識でよいのでしょうか。
> A2. 予測値はあるが非公開。打ち上げ後に発表の予定。
しんえん2の予備免許がおりたそうです.
コールサインは,JG6YIG
打ち上げ予定日まで4週間を切りましたね。
打上げ計画書がWebに載っていますので、ある程度は予想できそうです。
http://www.jaxa.jp/press/2014/09/images/20140930_h2af26.pdf
しんえん2の分離直後は慣性速度が10.4km/s。その後は地球の重力圏を脱出するまでは少しずつ減速するようです。
10.4km/sは地球を周回する衛星よりも速いですが、437MHzで15kHzほど。普段の衛星のAOS/LOS時のドップラーよりやや大きいくらいです。
それよりも、数時間で10万キロ以上遠くへ行ってしまうので、どこまで弱い信号を捕えられるかががポイントでしょうね。
実験成功おめでとうございます。
今日はじめて存在を知りました。
質問なのですが、12/3に打ち上げてすでに38万キロ以上離れているという報道だったのですが、どれくらいの速度で移動しているのでしょうか。アポロが月に行ったときは確か3日以上かかったと記憶があるのでずいぶんと速度が上がったんでしょうね。