金星を意味するビーナスは、ギリシャ神話に登場する愛と美の女神です。
今は宵の明星として日没後に明るく輝いています。本当に神秘的な惑星
です。古代の人々と同じく現代でも、この星を眺めていると、俗世間の
ことで悩んでいることが小さく思えてきます。実際は金星表面は90気圧、
大気は ほとんど二酸化酸素からなり、温度は平均400℃で、とても生物
が住める環境ではありません。 旧ソ連による探査機コスモス、ベネラ、
ベガ、そしてアメリカによるマリナー、パイオニアビーナス、ガリレオ、
マゼラン、カッシーニ、メッセンジャーなどの探査機により調査が進め
られています。日本でも 2010年,PLANET-C、そして 2013年,ベピ・コロ
ンボが打ち上げられる計画になっています。