XI-V ROM5 地球画像2006年01月19日 23時59分

XI-V は、昨日本日(1/18,19) の二日に渡り、ROM5 地球画像を送信していました。「東大管制局カメラ画像情報」によると、北緯64.5053度/西経99.6834度 なので、カナダ上空の撮影です。太陽の 日の出(入り?) が画像の左上に写り込んでいます。地球は右半分に綺麗に写っています。 この地球画像を ホームページ に貼り付けておきました。

XI-V ROM1 地球画像2006年01月20日 23時59分

本日(1/20)夜21時台の XI-V は、ROM1 地球画像データを送信していました。
この段階で 「ImageDecoder」 で画像化してみると、強烈な青い縦線が何本も
出現してしまっていることがわかります。

雪の中の ISS, XI-V, XI-IV2006年01月21日 17時20分

関東南部は今冬初めての積雪です。 朝起きてみると、5cm ほど積もっており、
まだ降っています。 そのためか、朝8時台の XI-V は聞こえてきませんでした。
本日(1/21)朝9時台の ISS(国際宇宙ステーション) は、いつもの 145.800MHz
でパケットを送信していました。 ISS は雪に関係なく稼動しています。(^^)

RS0ISS-3>P0PPP0,SGATE,WIDE [01/21/06 09:45:56] <UI R>:
'vXl '/]APRS/BBS & PACKET ON.

関東に雪を降らせているこの低気圧を、朝10時前後の NOAA-17 で捉えました。
画像をクリックして拡大すると、東西に伸びる低気圧の雲の様子がわかります。
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr44c.htm

XI-IV は、後継機の XI-V が打ち上げられて以降、FMパケットは運用されてお
らず、436.848MHz で CW のみ送信しています。 間歇送信でドップラーシフトが
大きく、受信解読が難しいです。1フレーズの WWW.SPACE.T.U-TOKYO.AC.JP
が解読できました。

NOAA-18 APT 137.100MHz2006年01月22日 16時21分

XI-V  :朝9時台のパスでは、自局では FMパケット音が微かに聞こえるだけで
     あったが、JR6PUE 堂原氏 および JH4DHX/3 大谷氏の報告では その
     時、良くデコードできたとのこと。自局の耳の悪さが露呈した。

AO-51 :AMSAT の予報では、本日(1/22)から BBS(V/Uモード)/Voice(Lモード)
     ということであったが、朝9時半のパスでは、まだ モードが切り替わって
     いなかった。

NOAA-18:昨日、関東地方に雪を降らせた低気圧は東に去ったが、次の大きな
     低気圧が、中国の上空に見える。NOAA-18 の周波数は、 137.100MHz.
     http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr44c.htm

FO-20 :昨年9月に、PSK信号が CW周波数の 435.795MHz で聞こえた。 その
     後は 一度も聞いていない。本日午後14時台のパスでも聞こえなかった。
     http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr452.htm

GO-32 :夜19時台のパスで、復旧していることを確認した。この衛星は、Down
     しても、すぐに Active again する強い衛星だ。

AO-51 ビーコン録音ファイル2006年01月23日 21時33分

AO-51 のテレメトリ・ビーコンが、435.150MHz で送信されていることを、本日
の夜8時台のパスで確認しました。 これは BBS(V/Uモード)/Voice(Lモード)
のモード変更に伴うものです。 この時のビーコン信号を、WAV および MP3
音声ファイルとして録音しました。 テレメトリ解析ソフト "TlmEcho"、サウンド
カード・ソフト "MixW" などの実験に使うことができるかと思います。この録音
ファイルやソフトの解説を、次のウェブに置いてあります。
ご自由にダウンロードしてお使い下さい。

http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/ao51info.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr310.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr311.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr317.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr473.htm

TNC の話題 その22006年01月24日 20時46分

先日(1/16)、TNC の話題 について触れましたが、その第2弾です。タスコ社製の TNC-241 と TNC-555 について、実際に衛星に運用してみて感じた性能を比較してみます。 9600bps 衛星に対しては、TNC-241 の方が、圧倒的にアップリンクの通りが良いです。 あくまでもアナログ的な感覚ですが、TNC-555 のアップリンクの割合を 1 とすれば、TNC-241 の方は 10 くらいの感じです。TNC-555 では何度やってもなかなかアップロードできなかったファイルが、TNC-241 では一発でアップロードが完了しました。ディレクトリ要求も、1パスの中で TNC-241 の方が何度も通ります。また、CW信号の復調については、逆に TNC-555 の方が受信帯域が広いためか、ルーズなチューニングでも楽にデコードできます。TNC-241 の方は、繊細に周波数を合わせないとデコードできないので、特に ドップラーシフトの大きい 430帯 では、受信に難儀します。 これらはあくまでの感覚的なもので、各 TNC の個体差も あるかもしれません。

AO-51, XI-V2006年01月25日 23時59分

今夜の AO-51 は、仰角87度と ほとんど天頂付近を通過するパスでしたが、
ダウンリンクが不調でした。衛星側のアンテナの向きがそっぽを向いている
ような感じでした。 AO-51 に限らず どの衛星についても、太平洋側を飛来
している時が QRM も障害物もなく、アクセスがし易いです。 XI-V は、太陽
電池関連センサ詳細履歴をダウンロードしていました。
ちなみに、本日 (1/25) は私の☆回目の誕生日です。

TNC の話題 その32006年01月26日 20時15分

TNC の話題の第3弾です。 最近では TNC の入手が困難ですが、無事入手できたとして、TNC と無線機を結ぶケーブルは、自作しなければなりません。
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/eisei7.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/eisei47.htm
の記事は、TNC-241 と TS-790 を連結するケーブルの作成について、10年以上 前に書いたものです。 昨年、ヤフーオークションで落札入手した TNC-555 についても同様に、取説書と首っ引きで接続ケーブルを作成しました。作成のポイントは、シールドを考慮して、各信号線を極細の1芯ケーブルを使用して結線することです。 作成が済んだ後に、ビニールテープなどで束ねて引き回しをよくすると良いでしょう。

WiSP について2006年01月26日 21時12分

イギリスの Bill Ward/GM0ICF局と、GO-32 の BBS を介して QSL が完成しました。彼は、ここ数日の内に WiSP を PC にインストールし、デジタル衛星通信を始めたばかりの局です。GO-32 の BBS 内にその痕跡が残っていますので、アクセスできる方は見てみて下さい。ところで WiSP は WindowsXP 上で動作するデジタル衛星通信用のソフトですが、そのプログラム群の動作概念を理解するのが難しいソフトとして知られています。 それだけに、この WiSP を使いこなし、衛星にアクセスして世界中の人々と意思疎通を図ることは、大変に楽しいものです。 WiSP のインストール(導入)、および レジストレーション(寄付登録) の方法については、英語版のホームページ に詳細に解説してありますので、ご参照下さい。

ISS から SuitSat 放出2006年01月26日 22時17分

SuitSat について、NASA, JAXA, JARL など各 Web で情報が流れています。
要約すると、日本時間 2月4日午前7時20分に、ISS (国際宇宙ステーション)
に滞在している Valery Tokarev, Bill McArthur の二人の宇宙飛行士により、
船外活動の時に SuitSat-1 が放出される予定です。

SuitSat-1
Valery Tokarev, Bill McArthur in ISS
5:20 p.m. EST Feb. 3. (日本時間 2月4日午前7時20分)
145.990 MHz FM

http://www.nasa.gov/mission_pages/station/expeditions/expedition12/exp12_eva2.html
http://iss.sfo.jaxa.jp/weekly/060124.pdf
http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2006/iss06-3.html
http://iss.sfo.jaxa.jp/iss/report/06_03.html
http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/suitsat-1.htm
http://www.suitsat.org/