先の原稿を全面改訂しました。
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr695.htm
2011年1月20日夜に JA0CAW局により受信された SwissCube の BFSK信号を、まず
'Spectrogram'ソフトにより解析してみました。 JA0CAW局が得られたのと同じよ
うな結果が得られました。この mp3ファイルを、'MixW' , 'OnlineKiss+'ソフト
を使い、管制局の 'DownlinkForwarder'ソフトを経由して、解析結果をサーバー
に転送する実験を行いました。(実験成功)
次に、1月21日に DK3WN局により受信された kiss ファイルを、DK3WN局が開発中
の 'SwissCube Housekeeping Telemetry Decoder' ソフト (一般公開準備中) を
使って、その中に含まれるハウスキーピングフレームの解析をしてみました。
なお BFSK 'keep-alive' 信号は、フレームナンバー,タイムスタンプのみを含む
文字通り '生存証明' 信号です。そして、BFSK 'housekeeping' 信号は、電圧・
電流・ステータス等を含む、文字通り '自己診断' 信号です。'生存証明'信号は
まれに(特に夜間)日本上空でも得られますが、'自己診断'信号の方は、管制局の
あるスイス上空でのみ送信されているので、日本では残念ながら受信実験をする
ことができません。