SuitSat-1 クロスバンドレピーター2006年02月06日 19:19

SuitSat-1 は、現在 145.990 MHz で各種データを送信していますが、バッテリー不良のため極めて微弱な信号となっています。それにこちらでは正にその周波数上に発信源不明の強烈なキャリアが発信されていて、145.990 MHz 上では受信不可能な状態になっています。しかし昨日(2/5) ARISS スクールコンタクトHP で広報されているように、この 145.990 MHz の信号を ISS (国際宇宙ステーション) が中継し、437.800 MHz に変換して再送信されるという情報がありました。 そこで、昨夜 (2/6早朝) 2時頃のパスを 437.800 MHz で聞こうと、この周波数に QSY したところ、真夜中にもかかわらず 激しいトラック混信があり、全く聞くことができませんでした。 145.990 MHz は原因不明のノイズ(キャリア)、437.800 MHz ではトラック混信、と嫌になってしまいますね。

Re: 連写評価撮影 ROM 42006年02月06日 20:10

2月5日に書き込んだ記事 XI-V 連写評価撮影ROM4 の中の『ImageDecoder 6.8』
のバグレポートについて、XI-V 東大管制局の江野口氏から丁寧な私信をいただき
ました。再現実験をしてみて、確かにこのとおりでした。汎用性のある内容なので、
ここに掲載いたします。(承認済み)

> 脇田さま
> いつもお世話になっております。
> 東京大学中須賀研究室の江野口です。
> 
> さてご指摘の件ですが、ImageDecoder のバグではなく、撮影画像データと
> パラメータが対応していないことが原因のようです。
> 
> XI-Vでは撮影画像データを正しくデコード(画像化)するには、対応する
> 「パラメータ1」を取得する必要がありますので、
> 
> 「1/30 の ROM 4 連写評価撮影のパラメータ1と画像データ」と
> 「1/21 の ROM 2,4,6 周期評価撮影のパラメータ1と画像データ」
> を分けて解析にかければ正しくデコードできるはずです。
> 
> ただし、1/30 夜の可視群では、ROM 4 連写評価のパラメータ1と、
> ROM 2,6 周期評価撮影の画像データを同じパス中に取得してしまっているため、
> バイナリエディタで分割する必要があります。
> 
> この点につきましては管制側の注意が足りなかったことをお詫びいたします。
> 
> なお、ROM 4 に連写評価撮影を行なったのは 1/30 の 11時過ぎです。
> この後、対応するパラメータ1は 1/30 の 23時のパスと、2/2 の 23時のパス
> で取得しました。
> 
> ☆彡 東京大学大学院 工学系研究科
>    航空宇宙工学専攻 博士課程 1年
>    中須賀研究室
>    http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp
>    江野口 章人 (Enokuchi Akito) ☆