StratoSat-TK1衛星の信号データから jpg画像化する方法を確立した。@EU1SAT
1. stratosatフォルダを新規作成する。
2. geoscan-tools-main.zip をそこに解凍し、生成された geoscan-tools-mainフォルダ名を
stratosat-tools-mainフォルダ名とリネームする。
3. process_simple.py をテキストエディタで開き、その中の 3行を書き換える。(赤とpink)
4. 書き換えた .pyファイルを、"stratosat_simple.py" と新規に名前付け保存する。
5. この新たに修正した "stratosat_simple.py" を、jpg画像化する時の実態とする。
最初、StratoSat-TK1衛星信号データの目印の '02003E20'(図中) の部分を、.pyプログラム
の中で、何故 '203E0002' と書くのか理由がわからなかった。"Libre Space Community" で
問答していて、それが『数値のメモリへの格納方法』で、『little endian』と呼ばれる方法
であることがわかった。『little endian』と、『big endian』の違いについて例を上げて
解説する。例えば、4バイトの数値 (0x)01020304 をメモリに格納する場合、切り離して
01 02 03 04 としてみる。
* 『little endian』では、数値を順に 04 03 02 01 と、メモリの下位アドレスに順に格納。
* 『big endian』では、数値を順に 01 02 03 04 と、メモリの下位アドレスに順に格納。
つまり、『little endian』では、数値の下位桁がメモリの下位にある格納方法(Windows、
Linux等)であり、『big endian』では、数値の上位桁がメモリの下位にあるような格納
方法(Mac等)のことである。
先程の数値 '02003E20' を、『little endian』によりメモリに格納すると、'203E0002' と
なるのである。
$ cd ~/stratosat/stratosat-tools-main
$ grep '^2023-08-17 08' 31116str.csv > 2023-08-17_08.csv
$ python3 stratosat_simple.py 2023-08-17_08.csv
> Writing image to: 2023-08-17_08.jpg