まず、HW_VSP3 のインストールですが、自局環境 (Windows10, 64bit, English)
では先に述べたように、なかなかインストールができず、ずっと悩んでいました。
以前から、英語版 Windows10上で日本語ソフトが起動できない時は良く知られて
いる 「Locale Emulator」 を使い、起動できるようにしていました。この HW_VSP3
は外国ソフトです。まさかと思いましたが、半分ヤケになり 「Locale Emulator」
を経由してみたところ、見事に HW_VSP3 は動作しました。不思議です。WiSP と
連携させるには、さらに多少の手順が必要なので、ここにまとめておきます。
1. HS_SoundModem Ver0.19 を最初に起動する。
Settings - Modems - Full dupplex mode にチェックを入れる。
Settings - Devices - KISS Server Port: 8100 とする。
2. HW_VSP3 を、「Locale Emulator」 経由で起動する。
右クリック → ローカルエミュレータ → プロファイルで実行
3. HW_VSP3 を初期設定する。(初期設定は最初だけ。次回からは自動的に有効)
Virtual Serial Portタブ
- Port Name: COM4, IP Address: 127.0.0.1, Port: 8100
Settingsタブ - Create VSP Port when HW VSP Start-up
Purge Buffers when Port is Opened
Connect to Device even if Virtual COM is closed
この三つをチェックして、下段の Connect Save Settings to INI file を
押す。Virtual Serial Portタブに戻って下段の Create COM ボタンを押す。
しばらくすると、中段の VSP Status: Created, LAN Status: Connected
と変化し、HS_SoundModem Ver0.19 との接続が完了する。
4. WiSP(GSC) を管理者モードで起動する。(My_HP No.969)
GSC - Setup - Satellite Setup - FalconSAT3 - Edit - TNC Settings
- Port: COM4, TNC Type: None
5. 完了。あとは衛星の飛来を待つばかり。
実験では、GSC - Tracking - Run Pass として、受信保存済み.wavファイル
を読み込ませた。次は、以上の流れ図。