RS-40 (MiR, Yubileyniy 2)2012年01月28日 16時24分

RS-39 が放出されたばかりですが、次期 RS-40 の打ち上げは、2012年5月12日と
されています。しかし、RS-40 の打ち上げは既に 1年以上も延期されているので
これもさらに延期されるものと思います。Gonets M3/M4 と Kosmos (Rodnik N4)
は、ロシアの商用通信衛星です。

2012 May 12
Rokot/Briz-KM
Plesetsk Cosmodrome, Russia
Gonets M3/M4, Kosmos (Rodnik N4), MiR (RS-40, Yubileyniy 2) 

http://www.satelliteonthenet.co.uk/index.php/2012
http://forum.nasaspaceflight.com/index.php?topic=15134.45
http://www.sworld.com.au/steven/space/russia-man.txt

CO-65 Digipeat & MsgBox2012年01月28日 21時25分

上の録画を見て皆様、判断できますでしょうか? 実は前半はデジピーターで、
後半はメッセージボックスなのです。IGated Packets List の緑字の部分を見る
と、最初 JQ1YTC局 から JE9PEL に返信が返ってきて、一見メッセージボックス
のように見えますが、ID番号が付いていません。つまりデジピーターなのです。
ところが、後半の JA0CAW局 から JE9PEL への返信を見ると、[via cute] ID:6 
が付いています。つまり、この時点でメッセージボックスに切り替わっているの
です。さらに、JA0CAW局の送信したフォーマットは、デジピータフォーマットで
あるのにも関わらず、ID番号が付いたことに気付きます。CO-65 のデジタルトラ
ンスポンダーは、デジピーターとメッセージボックスという二種類のハードの概
念を持ちながら、その運用実態にはかなり融通が効いていることがわかります。

また、上図下段の MHeard の部分を見ていても、おもしろいことに気付きます。
JQ1YTC の部分は、JE9PEL → JQ1YTC → JE9PEL という信号の流れの中の中継点
の JQ1YTC のコールサインが明記されているわけですが、JA0CAW → JQ1YTC →
JA0CAW の信号の流れでは、中継点のコールサインではなく、始点の JA0CAW局の
コールサインが明記されています。これもデジピーターとメッセージボックスの
違いによるわけですが、この表示の違いが、衛星CO-65 の持っている仕様なのか
あるいは、UISS_SatGateソフトの仕様なのか、どちらなのかはわかりません。

ところで、このパスで前半デジピーター、後半メッセージボックスであった理由
は、衛星が起床した時の PDA の立ち上げを見て メッセージボックスを管制局が
ON にするのですが、このパスでは ダウンリンク周波数帯に混信ノイズが、常時
聞こえておりました。その関係で、PDA の確認が遅れ、最初、デジピーター状態
が続いていたのではないかと推察されます。衛星側の問題ではないのではないか
と思われますので、衛星リセットはもう少し状況を見てからがよいと思います。