SCRAP による日陰率計算2010年11月07日 08時59分

FO-29 の蝕が、やはり 2010年11月10日から始まることが再確認できました。
この『SCRAP』というソフトは使えますよ。これから他の実験もしてみます。

詳細は、→ My_HP No.683

FO-29 日陰率の変化2010年11月07日 11時16分

管制局広報のグラフとそっくりなグラフを、自局でも「SCRAP」 を使って作成する
ことができました。「SCRAP」 で算出された数値を、「Excel」 にプロットしました。

NanoSail-D2 打ち上げ情報2010年11月07日 22時21分

2010年11月20日、米国の新アマチュア衛星が打ち上げられる予定です。
寿命は約一週間のようです。

Beacon: 437.305MHz (437.270MHz?), 1200bps AX.25
        one 1/2 second burst every 5 seconds

http://www.amsat.org.uk/iaru/finished_detail.asp?serial=115
http://www.amsat.org.uk/iaru/finished_detail.asp?serial=166
http://www.southgatearc.org/news/november2010/nanosail_d_launch_date.htm

Configuration in SCRAP2010年11月08日 20時07分

まだ SCRAP は開発途上のソフトなので、たとえば 'File - Save Configuration'
としても、'Ground Station QTH' で設定した項目を保存することができません。
しかし、裏技で 'Scrap.INI' ファイルを編集することで、次回起動時に それが
有効になります。具体的には、'Scrap.INI' の 29行目に 次の一行を挿入します。

AddQTH = JE9PEL, 35.384130000000000, 139.61014200000000,   5.0, -8

コールサインの次は北緯の数値を、そして次は東経の数値をそのまま記載します。
'Ground Station QTH - Longitude' の欄には、'West' とありますが、その東経
の数値にマイナス記号がついて自動的に表示され、正しく機能しているようです。

※ SCRAP はシェアウェアソフトのようで、正式には CD-ROM からインストール
  するもので、地球儀もその中に梱包されているようです。

太陽同期軌道2010年11月09日 19時41分

太陽同期軌道とは、『衛星の軌道面と太陽方向が常に一定になる軌道』

 

地球を回る衛星の軌道面全体が1年に1回転します。軌道傾斜角90度の完全な
極軌道では衛星軌道面の回転は起こらず、90度より大きな軌道傾斜角の場合
に地球と同じ方向に回転します。

http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/typical_satellite_orbits2.html
http://www.j-muse.or.jp/rika/common/season/earth_sun.html
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr682.htm

理論的な解説Web2010年11月10日 18時52分

最近調べている日陰率、太陽同期軌道など、Web では概念的なことは多数掲載され
ていますが、理論的に詳しい説明をしているところは ほとんど(全く)ありません。
唯一、大阪府立大学の次の Web で、かなり詳しく専門的な解説がなされています。
全部を印刷すると約400ページ近くになり、それだけで一冊の専門書に匹敵します。
たとえば日陰時間の具体的な計算式は 4-31 に、そして太陽同期軌道の軌道傾斜角
の例で 98.9度になることが、4-14 に解説されています。ここを読むだけで先ほど
の理論的な部分が納得いきます。

 第1章 ミッションの計画 (P.6)
 第2章  (未接続)
 第3章 宇宙環境 (P.23)
 第4章 軌道 (P.47)
 第5章 衛星システムとコンフィギュレーション (P.23)
 第6章 構体系 (P.27)
 第7章 熱制御系 (P.29)
 第8章 電源系 (P.22)
 第9章  (未接続)
 第10章 ミッションデータ処理系 (P.7)
 第11章 姿勢・軌道制御系 (P.31)
 第12章 ロボット・遠隔操作系 (P.51)
 第13章 試験・検証計画 (P.17)
 第14章 開発計画 (P.18)
 第15章 小型衛星 (P.45)
 第16章 小型衛星打上げ用ロケット (P.5)

ISS off2010年11月11日 23時59分

11月11日夜(JST)段階で、ISS off になってます。

FO-29 PDF file2010年11月12日 23時02分

FO-29 周波数変動と衛星温度の推定 』の記事の英語版、
『 FO29's Frequency Variability and Spacecraft Temperature 』
を一般公開しました。

世界の情報網はすごいですね。自局が紛失したこの原文PDFファイルを AMSAT-BB
に問い合わせしたところ、アメリカ局がわざわざ AMSATJournal から探し出して
なおかつ、PDF に焼いてメールで送ってくれました。さっそく上の新しい記事を
書いたところです。

G3RUH PDF file2010年11月13日 08時03分

次の記事は、2009年6月26日に 当Blogに掲載した記事です。
この中の『 Umbrellas in the Mist 』を探していて、G3RUH, James Miller氏の
論文ばかりを集めたサイトを見つけました。下記の二つです。それでもお目当て
の 1994年6月に発行されたこのPDF記事はまだ見つけられません。(ありました.)

AO-13 スピンレート計算方法
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"Umbrellas in the Mist" by James Miller G3RUH
I'm going to tell you how to calculate Oscar-13's spin rate to 6 decimal
places. Bored already? OK, suit yourself. Go away and do something more
interesting. But would I be wasting your time and mine telling you
something this trivial if there wasn't a reason? ・・・以下続く。

これは G3RUH/James Miller氏による、『AO-13 スピンレート計算方法』に関する
内容で、1994年6月に 'Amsat-UK Oscar News #107' に掲載された貴重な論文です。
見開き 2ページ 3MB の PDFファイルです。こちらも関心のある方はご連絡下さい。
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G3RUH Articles Index
http://www.amsat.org/amsat/articles/g3ruh/g3ruh-index.html

Articles by James Miller, G3RUH
http://www.amsat.org/amsat/articles/g3ruh/bibliog.txt

CO-65 GD CONDX2010年11月13日 10時00分

本日(11/13) 09:37-09:49JST, Mel 64 East のパスは、いつにも増して絶好調。
ほぼ 100/100 のアップ率です。パワーもいつもの半分で済みました。こういう
ことはめずらしいです。なんでかな。高仰角の東回りはストレスが無い。