SOHLA-1 FSS Hi-mode #12009年07月07日 19時45分

明日(7月8日)から、SOHLA-1 は新しい「FSS_ハイモード」の実験が始まります。
管制局より詳細な連絡をいただきましたので、ここに転載させていただきます。

転載
SOHLA-1 の受信データを提供していただき,ありがとうございます.
おかげで FSS のより詳しい解析が実現できております.

明日の昼運用で新しい FSS運用を行うので,そのご連絡をさせていただきます.

府大では,新しい運用モード,FSS_ハイモード (以下ハイモード) を行います.
ノーマルモードではデータ取得間隔が1秒に1回であったのに対し,ハイモード
では1秒に5回になります.そのため,ノーマルモードよりも精度の高い解析を
行うことができます.

詳しくは,まいど1号の HP に掲載しております.
ハイモード解説
http://www.sssrc.aero.osakafu-u.ac.jp/HP_M/html/data.html
FSS運用スケジュール
http://www.sssrc.aero.osakafu-u.ac.jp/HP_M/html/about.html

ハイモードはノーマルモード時の運用とは少し異なります.ハイモードで取得
したデータはすぐにダウンリンクされず,いったん HTRX内 に保存されます.
(ハイモード中は,データをため込むため HTX は送信を一時中断します.ハイ
 モードは 1分間実行されると 自動的に FSS は OFF になり,HTX が再び送信
 を再開します.)
そして,保存データ読み出しコマンドを送信してハイモードデータをダウンリ
ンクすることができます.(このときの出力周期は1秒に 1データなので,全デ
ータを取得するのに 5分かかることになります.)

ハイモードのデータは,欠けたりデータ化けが生じるとその計測精度が落ちて
しまいます.私たちはできる限り 1回のパスで全データを取得できるようにし
たいと考えていますが,ひとつの地上局だけでは全データ取得するのは非常に
困難です. そこで,受信協力して下さっているアマチュア無線家の方に,TNC
の設定を,Passall OFF にして受信していただき,データが欠けた部分を補完
して一つの完全なデータを取得したいと考えております.

ハイモードデータをダウンリンクする運用時には Passall を OFF にしていた
だくようお願いいたします. ファイル形式は,dmp,bin のうちでデータ取得
率の高い方でお願いいたします.

お手数をおかけしますが,どうかご協力をよろしくお願いいたします.

大阪府立大学 工学部 航空宇宙工学科
小型宇宙機システム研究センター
府大太陽センサ解析班