上記表題の解説記事が、SOHLA-1 の HP に近く公開されることになっています。
正直まだ解読の詳細がよく理解できないのですが、予告(予習)を兼ねてここに
今わかる範囲で紹介します。次のテレメトリの最後の数字の違いに注目して、
(1) FSS_NRM のとき
94 98 66 B2 AA 96 60 94 98 66 B2 AA A6 61 C3 F0 02 5 …
"5" ならば日照
94 98 66 B2 AA 96 60 94 98 66 B2 AA A6 61 C3 F0 02 4 …
"4" ならば日陰
同様にして、
(2) FSS_AL2 のとき
94 98 66 B2 AA 96 60 94 98 66 B2 AA A6 61 C3 F0 02 7 …
"7" ならば日照
94 98 66 B2 AA 96 60 94 98 66 B2 AA A6 61 C3 F0 02 6 …
"6" ならば日陰
以上のことから、SOHLA-1 がスピン安定衛星であることが
わかるとともに、FSS が正常に機能していることがわかる。
このようなことなのですが、さらに管制局から補足説明をいただきましたので、
次に紹介します。
FSS のモードや受光素子のデータ等は、FSS から降りてきます。
バイナリデータを、ASCII 文字コードにより「16進数から文字に変換した値」
を見ます。AX.25 プロトコルは使いません。
(例)
この 02 の次にくる数値で、上の例では、"7" が FSSモード (FSS_AL2 日照)
になります。
実を言うと、本日(3/31)13:05JST の時点では、まだ FSS はスタンバイモード
なので、データをとってない状態です。ちなみに、FSS スタンバイモードでは
モードステータスは "0" です。
変換方法をまとめると、
・FSS モードステータスや 指示値等のデータは、元データを ASCII コードに
より、[16進数→文字] に変換するだけ。
・コールサインやメッセージモードの部分は、上記に加え、AX.25 プロトコル
により変換する。
となります。