Windows10(64bit)英語版で Calsat32 を動かす方法2017年05月08日 22時46分

Windows7 までは PCを英語版にしても、「Microsoft AppLocale Utility」 を使う
ことで日本語版ソフトを動かすことができ、その詳細については、My_HP No.893
で解説してあるとおりです。しかし、現在その AppLocale は、Microsoft社から
は入手ができなくなっていますが、次のサイトからダウンロードすることができ
ました。要自己責任でお願いします。 Microsoft AppLocale Ver 1.3.3.31

さて、この AppLocale は Windows10 英語版では対応していないことが既に確認
されています。Windows10 の PC を英語版にした時に、AppLocale と同じような
機能を持ったソフトに、「Locale Emulator」 があります。このインストール方法
は以前、JA0CAW局Blog でも解説されていましたが、Windows10(64bit) では途中
OCX_関連のエラーが表示されてしまう箇所があり、それを回避する方法がわかり
ましたので、以下に補足します。

 1. Windows10(64bit)_PC を英語版にする。

    画面左下 Windowsボタンをクリック → Windowsシステムツール
     → コントロールパネル → 「時計、言語、および地域」をクリック
     → 地域の変更 → 英語(米国) → OK → 続けて、「・・・形式の変更」
     → 管理 → 「システムロケールの変更」 → 英語(米国) → OK → PC再起動

 2. Locale Emulator Ver2.3.1.0 をダウンロードする。
    http://github.com/xupefei/Locale-Emulator/releases

    インストール方法は、上記 JA0CAW局Blog 参照。これで Calsat32 がうまく
    起動すれば良いが、自局環境では 「mci32.ocx が正しく登録されていない」
    というエラー表示が出て、Calsat32 が起動しなかったので、「regsvr32」 と
    いうコマンドで、強制的に Windows10(64bit) のレジストリに認識させた。

 3. 画面左下 Windowsボタンを右クリック → 「Windows PowerShell(管理者)、
     → PS C:\WINDOWS\system32> regsvr32 C:\Windows\System32\mci32.ocx
       と入力して、「C:\Windows\System32\mci32.ocx の DllRegisterServer
       は成功しました」 というポップアップウィンドウが現れることを確認。

 4. Windows10(64bit)_PC 英語版 で、次の手順で Calsat32 が起動する。

    Calsat32.exe 上で右クリック → 「ロケールエミュレーター」 をクリック
     → 「プロファイルで実行」 をクリック → Calsat32.exe が見事起動する。