Simulcast_Viewer Q&A2017年01月04日 16時33分

Q: (From JE9PEL/1)
  Terra/Aqua/Suomi-NPP 地球観測衛星に関連して、「Simulcast_Viewer」 の
  使い方について 2年前にメールを何度か差し上げた横浜の脇田と申します。

  その後、完璧に Simulcast_Viewer の使い方をマスターし、今日に至って
  おります。本日久しぶりに NPP衛星を受信し、リアルタイムで衛星からの
  信号を描画していて気が付いたのですが (この時の衛星の軌跡は SW-W-WN)
  Map_Layoutの陸地の緑色の線と衛星からの画像が微妙にずれているのです。
  
  おそらく、2年前に Simulcast_Viewer をインストールして、そのまま2年
  が経過したことによる 「ずれ」 だと思います。下図の九州や韓国の付近を
  見ていただくと、5mm ほどずれていることがわかります。これを修正する
  方法がありましたら、ご教示下さい。(3 Jan.2017)

A: (From 東京情報大学GS)
  連絡を頂き、ありがとうございます。
  確認しましたところ、網走市オホーツクキャンパスの、サイマルキャスト
  サーバーの軌道要素の更新が2016年12月10日を最後に、更新されておりま
  せんでした。更新しましたので、これ以降の受信データの位置精度が向上
  すると思います。
  
  添付頂いた画像(下図)ですが、朝鮮半島の南端付近に、ノイズのラインが
  入っております。これは、オホーツクキャンパスの受信開始のタイミング
  で発生したノイズです。このラインより南側は、千葉の東京情報大の受信
  設備で受信したデータです。東西方向にはズレがありますが、南北方向の
  ズレは少ないことが分かると思います。

  ところが、ノイズラインより北側は、オホーツクキャンパスのデータで、
  南北方向のズレの多いことが分かります。千葉と宮古島の受信設備の軌道
  要素は更新されておりましたので、ズレの少ない画像が再現されます。

  サイマルキャストで再生するときに、オホーツクキャンパスのデータを除
  いて再生しますと、位置誤差の少ない状態でご覧いただけると思います。
  本日(2017年1月3日)の夜中から位置誤差の少ない状態になると思います。

A: (From JE9PEL/1)
  Aqua衛星の本日のパス(13:11JST, 4 Jan.2017, 右図)で、緑色の陸地線が
  きちんと修正され、衛星からの画像と合致していることを確認しました。
  画質としては NPP衛星が綺麗です。(12:05JST, 4 Jan.2017, 右図右半分)

    

  
  TUIS.021362.sc NPP VIIRS, 2017-01-04 03:06:43-03:14:04UTC, Resolution 750meter
  Southeast Russia and Hokkaido in Japan

  http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr858.htm
  http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/terraqua.htm

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