Meteor-M N2 software_process #52014年10月13日 12時08分

前回、最後の LRPToffLineDecoder のところで絵にならない理由がわかりました。
現行バージョンではなく、rarファイルに同梱の Decoder, "2014.09.01.0006版"
を使うと、今までの rawファイルを全て画像化できることを確認しました。なお
自局の XPマシン(メモリ1GB) では、Decoder で一枚の画像を処理するのに 30分
以上かかってしまいます。性能の良いマシンでは、数分で処理できるでしょう。
上図は、JA0CAW局が昨日(10/12)の朝パスで受信された IQ.wavファイルを、自局
が再デコードしてみたものです。左側の Audacity のスペクトル図は、大変迫力
があります。まるでメガマックのように厚いです。これに比べると、今まで自局
が受信したスペクトル図は 1枚のハンバーグ、いや レタス1枚のように薄いです。
右の画像では台風19号の目が見えます。本日午後、NOAA衛星でも受信してみます。
http://www.radioamatoripeligni.it/i6ibe/meteor_m2/satellit.htm

NOAA-18/15 image2014年10月13日 17時09分

NOAA-18, 15:46-16:01JST, 13 Oct 2014, Ele 69 S-W-WN, 137.9125MHz WFM
NOAA-15, 16:25-16:40JST, 13 Oct 2014, Ele 81 S-Z-WN, 137.6200MHz WFM

昨日、144MHz帯の FCD個体差を計測してありましたので、本日はいつもより正確
に AOS受信周波数を待ち構えておりました。 SDR# の "Swap I&Q" にチェックを
入れた時は、スペクトル画面上の周波数表示より約 +13kHz 左側付近に現れると
予測して、そのとおり現れました。左図は先に飛来した NOAA-18_contrastb図で
明暗差増強を NOAAチャンネルBで表示しています。右図はその30分後に飛来した
NOAA-15_mcir図で NOAAセンサ4の赤外線画像として表示しています。台風19号は
高知付近に上陸し、この両図を見る限り渦巻きは崩れています。