GPM Sats Number in NORAD2014年03月05日 18時06分

新衛星ナンバーが NORAD から公表されました。前回の Sats Number Estimation
の My記事の中でまとめたナンバーとは大幅に変化しています。これが NORAD の
公認ナンバーです。(実際の観測との差異により、変更の可能性あり)

ShindaiSat     = 39572U 14009A
KSAT-2         = 39573U 14009B
GPM            = 39574U 14009C
OPUSAT         = 39575U 14009D
TeikyoSat-3    = 39576U 14009E
ITF-1          = 39577U 14009F
INVADER        = 39578U 14009G
STARS-II       = 39579U 14009H

LitSat-1 etc. Number in NORAD2014年03月06日 18時38分

この衛星ナンバーも、予想とは大きく異なりました。

ArduSat-2      = 39567U 98067EL
UAPSat-1       = 39568U 98067EM
SkyCube        = 39569U 98067EN
LitSat-1       = 39570U 98067EP
LituanicaSat-1 = 39571U 98067EQ

NASA Sats Number in NORAD2014年03月06日 19時58分

NASA ELaNa NanoSats関連衛星のナンバーも、ほぼ確定しました。
この中には信号を送信していて、まだ受信報告のない衛星もあるかもしれません。

DragonSat-1    = 39383
TJ3Sat         = 39385
NPS-SCAT       = 39389
COPPER         = 39395
Black Knight-1 = 39398
Trailblazer-1  = 39400
SwampSat       = 39402
Ho'oponopono-2 = 39403
ChargerSat-1   = 39405

あと、衛星ナンバーが確定していないのは、E-Star-2, Pocket-PUCP, TetherSat
の 3衛星だけとなりました。

Sats Number in HAM2014年03月07日 05時25分

NORAD では公開されましたが、各局の報告では実際に衛星を観測するには
次のナンバーが実態に合っているようです。しばらく混乱が続きます。

LitSat-1       = 39567U 98067EL
LituanicaSat-1 = 39568U 98067EM
ShindaiSat     = 39572U 14009A
OPUSAT         = 39575U 14009D
TeikyoSat-3    = 39576U 14009E
INVADER        = 39577U 14009F
ITF-1          = 39578U 14009G
STARS-II       = 39579U 14009H

GPM衛星打上げ動画 (C)JAXA
後半に小型副衛星分離の様子が映っています。
http://www.youtube.com/watch?v=6AzAq1eHYws

Calsat32 -> DDE -> Excel #12014年03月08日 12時38分

Calsat32 の DDEインターフェースを使って、各データをExcelシートに貼り付け
てみました。衛星名・MJD(日付時刻)・衛星方位仰角・距離・距離変化・MA・周回番号・
G系地心直交座標衛星XYZ座標の各値を取得することができます。 Excelの各セル
に記述する数式は次のとおりです。太陽・月・惑星の方位仰角についても同様です。
各データは同期し、時々刻々と変化します。さらに、いろいろと応用が効きます。

  =Calsat32|Export!txtSatellite
  =Calsat32|Export!txtMJd
  =Calsat32|Export!txtAzimuth
  =Calsat32|Export!txtElevation
  =Calsat32|Export!txtRange
  =Calsat32|Export!txtRangeRate
  =Calsat32|Export!txtMeanAnomaly
  =Calsat32|Export!txtRevolution
  =Calsat32|Export!txtXg
  =Calsat32|Export!txtYg
  =Calsat32|Export!txtZg

[参考資料] FITSAT-1 研究・開発・観測活動報告書(P.80)、および
http://homepage1.nifty.com/aida/jr1huo_calsat32/Calsat32DDE_Interface.htm

GPM Sats first heard2014年03月08日 16時33分

記事を書くのに追いまくられ、本日(3/8)初めて GPM関連衛星を聞いてみました。
飛来順(JST)に次のとおりです。◎は良く聞こえた、○は普通に聞こえた、×は、
全く聞こえない、- は今回聞かなかった、という意味です。ITF-1 は、信号が
出ていないようです。この衛星だけ 打上げ直後から信号の確認ができておらず、
心配しています。STARS-II(M) の ○ は、TeikyoSat-3 の TLE で聞いてました。
確定した TLE で聞けば、◎ になると思います。今後のGPM衛星受信は、あれも
これもではなく、1パス1衛星の方針で じっくり腰を据える必要性を感じました。

  ITF-1       (39578U 14009G), 15:40 ×
  OPUSAT      (39575U 14009D), 15:43 -
  INVADER     (39577U 14009F), 15:45 ◎
  TeikyoSat-3 (39576U 14009E), 15:51 -
  STARS-II(M) (39579U 14009H), 15:54 ○
  ShindaiSat  (39572U 14009A), 16:01 ◎

KySat-2 telemetry2014年03月08日 19時13分

18:25-18:36JST, 8 Mar 2014, Ele 54 WN-N-E, 437.402MHz 9600bps FSK
じっくり腰を据え、KySat-2 9k6 を相当数受信しましたが、取得数を数える前に
Soundmodemソフトを閉じてしまいました。自動Log機能があるとよいのですが...

Calsat32 -> DDE -> Excel #22014年03月08日 23時20分

こんなものを作ってみました。
Calsat32 で衛星を指定した時に、それと同期してドップラーシフトを考慮した
Uplink, Downlink周波数を表示する Excelファイルです。 SATFREQ_UVJ.xls を
さらに簡易化したファイルです。

  1. 最初に Calsat32 を起動。
  2. 指定した衛星の Up, Down中心周波数を手入力。
     (この手入力の部分は改良の予定)
  3. いずれか一方の中心周波数を入力するだけでも可。
  4. Uplink, Downlink周波数が赤字で表示される。
  5. ドップラーシフトに同期して時々刻々と変化する。

この Excelファイルの中で使われている数式についは、次回、解説をします。

HamTV now streaming!!!2014年03月09日 08時44分

AMSAT-BB に、こんな記事が紹介されていました。
http://www.batc.tv/ch_live.php

Calsat32 -> DDE -> Excel #32014年03月09日 11時06分

衛星の中心周波数(Center Frequency)を手入力する部分を改良しました。最初に
画面右側に周波数を記入しておけば、あとは Calsat32 と同期して VLOOKUP関数
で自動的に飛ぶようにしました。Up周波数のない衛星には空欄でもダミー値でも
大丈夫です。この Excelファイル V2.0 では一切手を加えず、ドップラーシフト
に同期して時々刻々と変化する Uplink, Downlink周波数が赤字で表示されます。

では、この Excelファイルに使われている数式について解説します。画面左上の
MJD・Azimuth・Elevation・Range・RangeRate・MeanAnomaly・Revolution・Xg・Yg・Zg に
記載する数式は前回述べたとおりです。画面左下の Center Frequency(Up,Dw)は
今述べたように、VLOOKUP関数で飛んできます。次に Doppler Frequency(Up,Dw)
について解説します。

Calsat32 から得られる RangeRate(距離変化) は人工衛星から見た観測点の相対
速度です。ドップラーシフト周波数(Dw)を fs, 衛星中心周波数(Dw)を Fd, 相対
速度を v, 電波速度を c とすると、ドップラーシフト周波数(Dw)の fs は 次の
式で計算することができます。

 fs=-fd×(v/c) ・・・ セルC21に入力する数式は、=(-1)*C19*(C10/(3*10^8))

そしてダウンリンク周波数 Downlink Frequency は、次の式で計算できます。

 Center Frequency(Dw) + Doppler Frequency(Dw)

つまり セルC23に入力する数式は =C19+C21 とし、結果が赤字で表示されます。

同様にして、ドップラーシフト周波数(Up)を fs, 衛星中心周波数(Up) を fu,
相対速度を v, 電波速度を c とすると、ドップラーシフト周波数(Up)の fs は、
次の式で計算することができます。

 fs=+fu×(v/c) ・・・ セルC20に入力する数式は、=C18*(C10/(3*10^8))

そしてアップリンク周波数 Uplink Frequency は、次の式で計算できます。

 Center Frequency(Up) + Doppler Frequency(Up)

つまり セルC22に入力する数式は =C18+C20 とし、結果が赤字で表示されます。