さらに、AGW_Online_Kiss および Online_Kiss+ における受信データの加工方法
について検証してみます。
[AGW_Online_Kiss V2.1] ... フォルダ内に拡張子、kss, dmp の二つのファイル
が自動生成されているので、この dmpファイルで編集加工が可能です。なお、
V2.1 では、オプション Options-Write Payload to ASCII File (Hexdump) を
クリックしても正しく反映されません。AGW_Online_Kiss は V2.4.4 まで公開
されていますが、バージョンの違いで衛星の受信表示に差異があり、PC の OS
との相性もあります。自局の今までの経験から、この V2.1 が最も相性が良い
ので、普段はもっぱらこれを愛用しています。
[AGW_Online_Kiss V2.4] ... フォルダ内に拡張子、kss, log の二つのファイル
を保存できます。この logファイルで編集加工が可能です。V2.4では、事前に
Options-Write KISS from as ASCII file, Write Logfile の二つにチェック
を付けておきます。
[Online_Kiss+ V8.5] ...... フォルダ内に拡張子、kss, dump, hex という三つ
のファイルが自動生成されます。この hexファイルは、受信データのヘッダー
部分を除くデータ本体のみが保存されているので、衛星OPUSAT には最適です。
何も加工せず、そのまま Decoder に貼り付けることができます。
なお AGW_Online_Kiss は、AGWPEソフトと連動するものなので、事前に AGWPEの
設定を済ませておく必要があります。また Online_Kiss+ は、MixWソフトと連動
させるため、Serial Port Bridge の設定を事前に済ませておく必要があります。