HamTV now streaming!!!2014年03月09日 08時44分

AMSAT-BB に、こんな記事が紹介されていました。
http://www.batc.tv/ch_live.php

Calsat32 -> DDE -> Excel #32014年03月09日 11時06分

衛星の中心周波数(Center Frequency)を手入力する部分を改良しました。最初に
画面右側に周波数を記入しておけば、あとは Calsat32 と同期して VLOOKUP関数
で自動的に飛ぶようにしました。Up周波数のない衛星には空欄でもダミー値でも
大丈夫です。この Excelファイル V2.0 では一切手を加えず、ドップラーシフト
に同期して時々刻々と変化する Uplink, Downlink周波数が赤字で表示されます。

では、この Excelファイルに使われている数式について解説します。画面左上の
MJD・Azimuth・Elevation・Range・RangeRate・MeanAnomaly・Revolution・Xg・Yg・Zg に
記載する数式は前回述べたとおりです。画面左下の Center Frequency(Up,Dw)は
今述べたように、VLOOKUP関数で飛んできます。次に Doppler Frequency(Up,Dw)
について解説します。

Calsat32 から得られる RangeRate(距離変化) は人工衛星から見た観測点の相対
速度です。ドップラーシフト周波数(Dw)を fs, 衛星中心周波数(Dw)を Fd, 相対
速度を v, 電波速度を c とすると、ドップラーシフト周波数(Dw)の fs は 次の
式で計算することができます。

 fs=-fd×(v/c) ・・・ セルC21に入力する数式は、=(-1)*C19*(C10/(3*10^8))

そしてダウンリンク周波数 Downlink Frequency は、次の式で計算できます。

 Center Frequency(Dw) + Doppler Frequency(Dw)

つまり セルC23に入力する数式は =C19+C21 とし、結果が赤字で表示されます。

同様にして、ドップラーシフト周波数(Up)を fs, 衛星中心周波数(Up) を fu,
相対速度を v, 電波速度を c とすると、ドップラーシフト周波数(Up)の fs は、
次の式で計算することができます。

 fs=+fu×(v/c) ・・・ セルC20に入力する数式は、=C18*(C10/(3*10^8))

そしてアップリンク周波数 Uplink Frequency は、次の式で計算できます。

 Center Frequency(Up) + Doppler Frequency(Up)

つまり セルC22に入力する数式は =C18+C20 とし、結果が赤字で表示されます。

INVADER Packets+CW+Digitalker2014年03月09日 17時28分

INVADER 15:44JST 8Mar2014 のパスで、JA0CAW局により Packets+CW+Digitalker
が受信録音されました。この時、自局JE9PEL/1 も同パスで確認していましたが、
これほど綺麗には受信できませんでした。上図で、JA0CAW局の録音の Packet の
部分を再生しました。DK3WN局Blog に報告されている記事をここに紹介します。

Beacon  "Hello, space!" , Voice "Konnichiha Uchu (Hello, space!)"
http://www.dk3wn.info/p/wp-content/uploads/2014/03/ART0308-14.mp3



(転載) [jamsat-bb:18568] Re: ARTSAT1:INVADER 受信報告(デジトーカ動作)

 > From: ji1izr/Masahiro SANADA
 > To: jamsat-bb
 > Date: Sun, 9 Mar 2014 12:02:01 +0900 (JST)
 > 
 > ji1izr/眞田です。
 > ARTSAT1:INVADERのデジトーカですが、
 > 搭載されている「Morikawa」というArduino互換機に対して、
 > コマンドを送ることでその互換機が動作して
 > デジトーカ動作をしたということです。
 > 「Morikawa」自身はプログラム書き換えはできませんが、
 > 仮想マシン動作ができ、
 > 地上から送信したバイナリコードを動かす機能はあるということなので、
 > 今後の展開が期待されます。

Calsat32 -> DDE -> Excel #42014年03月09日 19時15分

ドップラー周波数を考慮した satsfreq.xls におけるダウンリンク周波数の算出
結果を、DK3WN局の satcontrol_fcd.exe の周波数表示と比較確認してみました。
上図のように完全に一致しました。今後の satsfreq.xls の構想としては、先日
紹介した参考資料, 「FITSAT-1 研究・開発・観測活動報告書(P.81)」 に記述されて
いるように、Excel VBA から RS232C へアクセスして無線機の送信受信周波数の
自動制御を実現することにあります。さらに考察を続けていきたいと思います。
http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/satsfreq.xls