WE_WISH HKデータ解析方法2012年10月30日 21時36分

WE_WISH は現在、変則的なCW音の直後に HKデータが規則的に一瞬流れています。
先日まで赤外線画像SSTVデータが流れていましたが、現在は流れておらず、管制
局により復旧作業が行われています。 この HKデータを解析するためのソフトが
DK3WN局により開発されました。まだ 実験途上のため一般公開は後になる予定で
すが、ここで先行して紹介します。衛星からの HK信号は 16秒毎に送られてきま
すので、いったん信号を録音しておいて、必要な部分を編集(カット)して再生を
するとよいかもしれません。その方法をここで紹介します。(画像クリック拡大)

 1. 管制局による PDFファイルから抜粋。
    

 2. 衛星FM信号を直に受信することが難しい場合、ST2NH局が受信録音した音声
    ファイルが公開されているので、それをダウンロード。 編集.mp3ファイル
    でも十分デコード可能。元の.wavファイル所望の場合は JE9PELまで要連絡。
    http://st2nh-blogger.blogspot.jp/2012/10/we-wish-packet-frames.html
    http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/wewish_hk_20121029_st2nh.mp3

 3. 事前にコントロールパネルのサウンド設定を変更。(次図は Windows XP)
    

 4. 音声再生準備。(Windows Media Player 等)
    

 5. "wewish.exe" を起動。音声再生すると、DOS画面上に自動的にデコード。
    

 6. 同フォルダに自動生成される HEXファイルを開き、コピー。
    

 7. "wewish_data.exe" を開き、窓に貼り付けてデータ解析完了。Tnx.> ALL
    

コメント

_ ja0caw ― 2012年10月30日 22時26分

デコード、バッチリですね。
9フレーム取得してるのに解析ソフトが6フレームの表示は
WishのHKフォーマット(PDF)を見ていただけるとわかるかと思いますが、2~25の「FF4A51315A494A574557495348」がきちんとデコードされてない事によりますので、4~6の取得フレームのエラー部分を書き換える事で正常に表示されます。

_ nni ― 2012年11月01日 17時12分

MIKEさんのブログにst2nh氏が投稿されたデコーダの画像で、6行あるデータの一行目に注目(↓)。
http://www.dk3wn.info/p/wp-content/uploads/2012/10/st2nh-wish1030.jpg

中央やや左の …FF8BEDCF008 の次のデータが"1"(=0001)になっているので、この瞬間だけ「ビーコンモード」ではなく、「撮像モード」になったのでは? ほとんどのデータは、その項が"0"(=0000)の無気力状態ですが、一瞬だけ変わった??

 明星電気の広報の人は、「コマンド送信が全くできないわけではなく、タイミング次第で通ることもある」ような事も言っていたので、WE WISH は「気まぐれ」に反応しているのではないか?

 明星電気の10月25日付けの広報資料(↓)によると、「放出成功」と、微妙な言い回しで現況を紹介されている。「放出されたものの…」の意味だろう。ただし、「ミッションの完遂を目指します」ともあるので、ファイティング・ポーズは示されている。
http://www.meisei.co.jp/news/topics/%E6%98%8E%E6%98%9F%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9vol_78.pdf

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