ISS digipeat2011年12月08日 21時13分

20:51-21:01JST, 8 Dec 2011, Ele 68 WS-S-EN, 145.825MHz

アナログ衛星の特徴と現状2011年12月08日 21時40分

ここはデジタル衛星中心のブログですが、たまにはアナログ衛星通信についても
述べたいと思います。先日、JE1CVL局からアナログ衛星についてご教示をいただ
きました。ここに、各衛星の特徴と現状を、衛星通信がしやすいと思われる順に
まとめてみます。(>Tnx. JE1CVL)

SO-50 ... Up 145.850MHz / Down 436.795MHz
FM Up周波数に 67.0Hz の TONE を重畳して運用する。 ただし、パスによっては
トランスポンダー OFF のまま AOS して来るので、その時は 74.4Hz の TONE を
重畳した信号を送って ON にする必要がある。この TONE の切り替えを熟知して
おくと良い。時々周波数ずれを起こす場合があるが、その時は送信固定から衛星
固定に切り替えて送信周波数を変化させたりして対応する。また比較的長い間隔
の QSB があるが、これは衛星のスピンによるものなので、たとえ 信号強度が下
がっても、しばらく経つと回復する。

AO-27 ... Up 145.850MHz / Down 436.795MHz
運用スケジュールが管理されていて、北半球の日照時に ON になるように設定さ
れている。したがって夜間は使えない。JA の場合、AOS して来て しばらく経っ
てから Beacon(Telemetry) を 20秒間送出した後、FMトランスポンダーが ON に
なる。そして、LOS に近づくと、また Beacon が 1分間出て、まだ見えていても
中継器は OFF となる。Up / Down周波数ともに地上波の混信が多く、がさついた
感じではあるが十分使用できる。

VO-52 ... Up 435.225-275MHz / Down 145.875-925MHz (Inverting)
SSB・CWリニアトランスポンダーの衛星で、比較的安定している。FM衛星と違い、
ループの採り方が難しい。すなわち、Up は出来ているのに「自分の Down信号が
なかなか見つけられない」これがループが採れていない状態で、慣れている局は
手動でもループを上手に採りながら運用しているが、慣れないと意外と難しい。

AO-7 ... Up 145.850-950MHz / Down 29.400-500MHz (Non-Inverting)
日本では上記周波数の Aモードのみ運用出来る。AモードとBモードは一日おきに
切り替わっている。Up, Downとも USB で運用、CW も使えるリニアトランスポン
ダーの衛星で、送信は 145MHz帯であるが、受信が 29MHz帯なので、約5m のアン
テナエレメントを設置しなければならず、移動運用にはあまり向かない。しかし
日本国内でこの衛星を使って移動運用している局もいるので、不可能ではない。

Re: FAST-1/Digi-ON2011年12月08日 22時28分

JA0CAW局により、「via FAST1*」 のデジピートが確認されました。
自局は 「FAST1、もう digi 運用せず」 と決め付けておりました。
あきらめてはいけない。

Re^2: FAST-1/Digi-ON2011年12月08日 23時02分

何と 仰角0.8度で、digi_QSO 成立しました。お見事!(自画自賛)

22:47-22:50JST, 8 Dec 2011, Ele 0.8 WN-NW
Up 145.825MHz / Down 437.345MHz, 1200bps
JA0CAW>KE5DTW,FAST1*,qAS,JA0CAW-6::SAT      :GE ALL via FAST1
JE9PEL>APRS,FAST1*,qAS,JA0CAW-6::ALL      :Hello via FAST1
JA0CAW>CQ,FAST1*,qAS,JA0CAW-6::JE9PEL   :GE via FAST1
JE9PEL>APRS,FAST1*,qAS,JA0CAW-6::JA0CAW   :Hello via FAST1
JA0CAW>CQ,FAST1*,qAS,JA0CAW-6::JE9PEL   :GU 73 via FAST1
JA0CAW>CQ,FAST1*,qAS,JA0CAW-6::JE9PEL   :GD UP 73 via FAST1