APRS SSET and MIC-E via ISS2011年06月05日 07時28分

今朝(6/5, 06:30JST, 2011)の ISS は快調だったので、パスの後半で APRS SSET
と MIC-E のテストを行なってみました。両方とも実験成功です。 APRS SSET に
ついては、まず ISS に『:EMAIL    :ei7m-wkt@asahi-net.or.jp /SatSE Test』
のような書式でアップリンクします。スラッシュ( / ) から右は任意のコメント
です。このアップリンクが通ると、瞬時にインターネット経由で APRS サーバー
から、次のようにコメント部分のメールが返ってきます。実験成功です。

> APRS Message from JE9PEL
> From: OpenAPRS - APRS Message to Email Gateway
> To: ei7m-wkt@asahi-net.or.jp
> Date: Sat, 4 Jun 2011 14:34:28 -0700
> 
> /SatSE Test
> 
> ----------------------------------------
>   Date     : 2011-06-04 21:34:28 UTC
>   From     : JE9PEL
>   To       : ei7m-wkt@asahi-net.or.jp
>   IGATE    : JA0CAW-1
> ----------------------------------------
> OpenAPRS.Net Message to Email Gateway

MIC-E の概念は難解です。究極の通信の効率化を図っています。この概念を理解
しているサテライターは(失礼ながら)私の知る限り、恩師 JH4XSY/1 局のみです。
UNPROTOコマンドに『un 3URSP5 via ARISS』のようにお呪いを埋め込み、さらに
アップリンクメッセージに『`C@Y\\\-/MIC-E via ISS』というお呪いを埋め込み
ます。スラッシュ( / ) から右は同じく任意のコメントです。 スラッシュ( / ) 
から左がポイントです。『\\\』の部分は 実際はバイナリデータを埋め込みます。
この二つの『3URSP5』と『`C@Y\\\』で、その局(この例では自局)の緯度経度の
位置情報が埋め込まれます。このアップリンクが通ると瞬時に、APRSサーバーに
位置情報とコメントの両方が自動的に登録されます。これも実験成功です。

APRS SSET , http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr553.htm
APRS MIC-E, http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr552.htm

デジタル衛星通信入門書(英語版)2011年06月05日 20時01分

Introduction to Digital Satellite Communication

デジタル衛星通信の入門書を英語バージョンで書いてみました。
主にドップラーシフトの観点から説明してあります。参考まで。
http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/digintro.htm