某局より、水平仰角ローテーター G-5500(バーテックススタンダード) の回路図
を送っていただきました。これは、自局の仰角 G-550(YAESUバーテックススタン
ダード)と 水平 KR-400(KENPRO) を合体させたような製品です。回路図も仕様も
ほとんど同じです。コントローラー端子間電圧も全く同じ仕様でした。
①-③間 電源スイッチON, AZ DC約6V
①-③間 電源スイッチON, EL DC約6V
②-③間 角度電圧値検出, AZ
②-③間 角度電圧値検出, EL
④-⑥間 LEFTスイッチON, AC約30V
⑤-⑥間 RIGHTスイッチON, AC約30V
④-⑥間 DOWNスイッチON, AC約30V
⑤-⑥間 UPスイッチON, AC約30V
ただ、この G-5500 は最初からコンピュータを使って外部コントロールすること
を想定しており、「エクスターナルコントロール端子8PIN」が用意されています。
その仕様は次のとおりです。
① 0~180°を 2.0V~4.5V の電圧値に変換(出力インピーダンス 10kΩ)
② 端子番号⑧と接続すると、RIGHT回転
③ 端子番号⑧と接続すると、UP回転
④ 端子番号⑧と接続すると、LEFT回転
⑤ 端子番号⑧と接続すると、DOWN回転
⑥ 0~450°を 2.0V~4.5V の電圧値に変換(出力インピーダンス 10kΩ)
⑦ 出力電流によって出力電圧が変動(200mAの時、約6V)
⑧ アース
この「エクスターナルコントロール端子8PIN」①~⑧を、PICNIC CNT2 ①~⑦と
次のように結線します。
PICNIC CNT2 G-5500
① H.IN --------- ⑥ 水平角度電圧値
② V.IN --------- ① 垂直角度電圧値
③ GND ---------- ⑧ アース
④ R.OUT -------- ② RIGHT
⑤ L.OUT -------- ④ LEFT
⑥ U.OUT -------- ③ UP
⑦ D.OUT -------- ⑤ DOWN