FO-29 周波数変動と衛星温度の推定 #62009年07月05日 07時46分

モデル温度に関係して測定したループバック周波数

都合のよいことに、換算式 3, 4 の太陽光の割合は 直接、衛星温度に関係して
いる。この平均衛星温度モデルは、地上局で測定した周波数変動に 単純な関連
の形成に使われる。観測した FO-29 の周波数変動の科学的な基礎が、FO-29 LO
電子工学の温度に依存する。それは トランスポンダー関係・中継周波数・2mビ
ーコン周波数を生成する。測定した関係するループバック周波数(kHz)をモデル
温度(Kelvin)に一致させるために、最小二乗法が使われた。換算式 5 は、測定
した関係するループバック周波数からモデル温度を再生することに使われる。

LBTk は、測定されたループバック周波数の調整値 MLBf に基づく衛星平均温度
である。 相関係数は 0.924 で、標準誤り推定値は 0.291 であった。 図6は、
ループバック周波数変動および FO-29 モデル温度の最終的な関係を示しており
それは大変良い。


図6:N8OQ局により測定された FO-29 ループバック周波数を、補正モデル温度
に対してプロットした。 297 Kelvin と 303 Kelvin の間に、"棚 (shelf)" が
見られる。これは AO-7 解析でも見られたのと同様である[4]。

モデル温度のために測定した 70cm ビーコン周波数に関連して、図7は FO-29
モデル温度と絶対ビーコン周波数の関係がわかる。 測定した絶対ビーコン周波
数(kHz)をモデル温度(Kelvin)に一致させるために、最小二乗法が使われた。


図7:N8OQ局により測定された FO-29 絶対ビーコン周波数を、補正モデル温度
に対してプロットした。

換算式 6 は、観測した絶対ビーコン周波数から補正モデル温度を再生するため
に使われる。

BCNTk は ビーコン周波数に基づく衛星平均温度で、MBf は測定されたビーコン
周波数である。 標準誤り推定値が 0.209 の時の相関係数は 0.879 であった。
図7は、ビーコン周波数変動と FO-29 モデル温度の最終的な関係を示しており
それは大変良い。                         (続く)

FO-29 周波数変動と衛星温度の推定 #72009年07月05日 10時40分

論考と結論

温度と周波数における '残った構造(left-over structure)' を AO-7 で見たよ
うに、全日照と蝕期間の間の過渡期に見られる "棚(shelf)" は、時系列をさら
に先まで延ばした時に説明できる可能性がある。 時系列を先に延ばす改良を考
えるために可能な三つの事柄は、FO-29 の温度に関わるもっと詳細な Earth IR
のモデル、FO-29 の蝕と日照の過渡期に考えられる Earth terminator effects
のモデルである。衛星のホイールモード,スピン姿勢に関わっている全てのこと
は、太陽角に関係していることがわかった。換算式 3 に、FO-29 の地上高度を
付加するべきかもしれない。 それは現在、scf 値に含まれている固定した平均
高度であって、大きな要素とはなっていない。

FO-29 がさらにアマチュア衛星通信局を持っていることは大変良いことである。
次に太陽角がゼロになる 2012年春あるいは夏の直前まで、それがずっと続くと
思う。現在、太陽角がゼロから離れて FO-29 が復旧したことに、FO-29 管制局
の努力に感謝する。

参考文献

[1] SV1BSX, "FO-29 Problem", 20 Apr 2007 06:10:08,
    The AMSAT Bulletin Board, (AMSAT- BB),
    http://www.amsat.org/amsat/archive/amsat-bb/index.html

[2] DeYoung, James (KG4QWC), "FO-29 Off, 20 Apr 2007 15:31:09,
    The AMSAT Bulletin Board, (AMSAT- BB),
    http://www.amsat.org/amsat/archive/amsat-bb/index.html

[3] Albert Ozias (N7EQF), "FO-29 Batteries?", 8 Apr 2004 23:36:03,
    The AMSAT Bulletin Board, (AMSAT- BB),
    http://www.amsat.org/amsat/archive/amsat-bb/index.html

[4] DeYoung, James A. (KG4QWC), "AO-7's Frequency Variability as a Proxy
    for Spacecraft Temperature", AMSAT J., May/June 2007, pp.23-26.

[5] SCRAP, http://www.amsat.org/amsat/catalog/software.html

[6] Yamashita, Fujio (JS1UKR), (1995),
    "JAS-2 Now Under Preparation", AMSAT J, Vol. 18, Sept/Oct, pp.24-29.

[7] Davidoff, M. (2000), The Radio Amateur's Satellite Handbook,
    1st Revised ed., ARRL, Newington, CT, p.14-12.

[8] Froehlich, C., and Lean, J, (1998),
    "The Sun's total irradiance: Cycles and trend in the past two decades
     and associated climate change uncertainties", Geophys. Res. Let., 25,
    p.4377-4380.

[9] http://www.pmodwrc.ch/pmod.php?topic=tsi/composite/SolarConstant

[10] Cunningham, EG., (1961), "Power Input to a Small Flat Plate from
     a Diffusely Radiating Sphere, with Application to Earth Satellites,
     NASA Technical Note D-710, pll-12.

[11] "Earth Orbit Environmental Heating", NASA GD-AP-2301,
     NASA Preferred Reliability Practices, pp.1-5,
     http://arioch.gsfc.nasa.gov/302/pdf/2301.pdf

[12] JE9PEL, Mineo Wakita, fo29cwte.
     http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/fo29cwth.htm
                                  (完)