次は、昨日 3月31日(火)昼パスで TunaTerm を用いて SOHLA-1 から受信した
Binary データの抜粋です。
[2009/03/31 13:10:55R] 4A 4C 33 59 55 53 3E 4A 4C 33 59 55 4B 20 3C 55 49
3E 3A 02 71 52 1E 1A 1B 1B 1B 1B 1C 1A 1C 1B 1D 1B 1D 1C 1D 1C 1C 1B 1C 1A
1B 1B 1D 1B 1D 1C 1C 1C 1D 1C 1D 1D 09 06 07 07 08 07 09 08 09 09 09 08 0B
18 21 20 22 22 24 24 27 28 2D 2D 32 33 37 3B 3D 3D 41 44 26 32 FF 0D 0A
ここで次のような疑問が湧きます。
SOHLA-1 HP の中の解説におけるコールサインの部分の
94 98 66 B2 AA 96 60 94 98 66 B2 AA A6 61 …
J L 3 Y U K 0 J L 3 Y U S 0
が、実際に TunaTerm で受信すると、初めから
4A 4C 33 59 55 53 3E 4A 4C 33 59 55 4B 20 …
J L 3 Y U S > J L 3 Y U K
となっていることから、データ解析には他の部分も元値に変換する必要がある
のではないか? ということです。
これに関して、管制局から次のような説明を受けました。
> 実際に昨日(3/31) 昼パスで,我々と脇田様の受信生データを比較すると
> 結果的に内容は一致していました.脇田様の受信データでは,02 以降が
> そのまま FSS のデータとなっているので,FSS モードを確認する際は,
> そのまま "02" の次の数字を見れば読み取れます.
>
> ただ,コールサインと FSS モードのデータの間にある,テレメトリIDの
> 部分に関してはどうなっているのか,未だ理由がわかっていないので,
> 分かり次第お伝えしたいと思います.
>
> なお、呼び出し符号の部分のみ AX.25 プロトコルによりさらなる変換が
> 必要で、FSS_ON のモードを知らせる "02" 以降は脇田さんの変換されて
> いる方法で正しいはずです。
>
> 受信されているデータと本局のデータの一致を わたくし自身確認いたし
> ました。メッセージは英語できれいに変換されていますでしょうか?
> メッセージ部分も呼び出し符号と同様に、AX.25 プロトコルにより、
> さらなる変換が必要となっているはずです。
そこで、3月23日早朝に受信保存してあった Binary, Ascii ファイルから一部
メッセージデータの部分を次に抜粋して見てみます。メッセージの部分は綺麗
に Ascii 変換されていることがわかります。 なお、コールサインの後に続く
「3C 55 49 3E 3A」は、「<UI>:」であることもわかります。そして、"02" に
続く重要な数値(16進数)は "C0" であり、これはメッセージモードであること
を意味しています。
[2009/03/23 00:28:02R] 4A 4C 33 59 55 53 3E 4A 4C 33 59 55 4B 20 3C 55 49
3E 3A 02 C0 98 48 65 6C 6C 6F 21 20 54 68 69 73 20 69 73 20 74 68 65 20 46
53 53 20 62 75 69 6C 74 20 62 79 20 4F 53 41 4B 41 20 50 52 45 46 45 43 54
55 52 45 20 55 4E 49 56 45 52 53 49 54 59 2E 20 20 20 20 20 7D FF 0D 0A
[2009/03/23 00:28:02R] JL3YUS>JL3YUK <UI>:
タ路ello! This is the FSS built by OSAKA PREFECTURE UNIVERSITY. }
SOHLA-1 HP の解説ページの下段に、これらに関する説明が追加されています。
http://www.sssrc.aero.osakafu-u.ac.jp/HP_M/html/data.html