TS-790 に関する考察 by JH1OKL2009年01月26日 01時23分

JH1OKL局からいただいたコメントが大変有用なので、ここにメイン記事とし
てアップさせていただきたいと思います。ご承認下さいませ。

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皆様ご無沙汰しております。現在パッチANTを作りましたが、2400MHz のSWR
調整ができない為運用中止中です。とりあえずこれができればパラボラにつ
けて運用開始します。もう少し掛かりそうです。HamRadioDeluxe の SAT で
(calsat32 のような感じですが、次にどの衛星が来るか、衛星の時間ごとの
表示になっているので、設定をキッチリやっておけば衛星名をクリックする
だけで設定された周波数へ簡単に移動できます。) TS790をコントロールし
て GO-32 の 9k6運用をしていましたが、FT847 のような訳にはいきません。

これは、TS790 の main の周波数が固定なら何とか動作してくれます。また、
mainの Sメータの表示はできません。sub を受信にして main で送信ですが、
sub の周波数を自動コントロールにすると 送信時に送信は mainでしますが、
送信周波数は main に切り替わらなくても main の周波数で送信しますので
全くの固定になります。また、衛星の送受の内容を作らないと、付属の衛星
の内容では不足部分が多いです。設定は 1衛星で20項目くらいあったと思い
ます。ちょっと使いづらいです。main と sub の切り替えがプランジャーの
ようなので、このソフトではなかなか動作してくれません。

main と sub の切り替えが、ダイオードSWならできると思うのですが・・・・。
それと TS-790 自体のコマンドが少ないようなので、あまり期待しない方が
無難と思います。(あくまでも SAT での話で、通常の 1-band運用では問題
なく使用できます。)取り留めの無い文章でわかりにくいと思います。
失礼しました。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

衛星の設定ファイルですが、HRD Satellite Favourites を参考に書き換え
ます。衛星ごとにいくつでも書き込みできます。フォルダは、HRD のプログ
ラムフォルダではなく、ドキュメント&セッティングの中の隠しファイルで
アプリケーションファイルの中の、Simon Brown HB9DRV の中の、HamRadio_
Delluxe の中にあります。 

これを書き換えておき (別ファイル名で保存)、HRD の SAT を立ち上げて、
さらに書き換えたファイルをトラッキングできるようにロードして、やっと
役に立つようになります。 私は横文字が苦手なのでうまくできませんが、
HRD が使いこなせれば、すばらしいソフトだと思います。是非、使ってみて
ください。けっこう奥が深いですし色々使えて便利だと思います。 以上

PRISM CW message2009年01月26日 21時25分

以前、ドイツ局から受けたメールですが、ちょっと気になっていました。

> Hi Mineo,
> 
> heard PRISM with the following telemetry
> 
> prc --www.space.t.u-tokyo.ac.jp
> prd -soranokonosorawoomougagotoki
> pr0 .....4a5a421a4a4
> pr1 0000a51dfbb91000
> pr2 000410110d00000.
> 
> Could you explain what the text -soranokonosorawoomougagotoki
> means,please ?
> 
> Thanks a lot and bets 73,
> Mike
> DK3WN

『空(そら)のこの宙(そら)を想うが如き』

このフレーズは、有名な詩人「石川啄木」の詩の中に、似たような表現が
あるのです。

先日、
> When I look at the sky, I notice me existing in the universe.
> こんなニュアンスでしょうか? 違うかな?

と書きました。これはこれですばらしい(?)英訳だと自負しているのですが、
実は「石川啄木」の詩『一握の砂』に、

山の子の
山を思ふがごとくにも
かなしき時は君を思へり

という一節があって、この一節の中の 山 を 空(そら) に置き換えたのが
先の一文だということです。

「ko」は、こどもの「子」だったのですね。

それにしても、

『空(そら)のこの宙(そら)を想うが如き』
When I look at the sky, I notice me existing in the universe.

は名訳だと思ったのですけど... (ドイツ局にはこのままにしておきます.)

「石川啄木」の詩『一握の砂』の全文は、次の URL で読むことができます。
相当に長い詩です。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000153/card816.html
http://www.aozora.gr.jp/cards/000153/files/816_15786.html
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr609.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr610.htm

PRISM, STARS, KKS-1 today Jan.262009年01月26日 23時59分

各衛星から受信した AFSK データファイルは、1月26日以降 My_HP の英語版
http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/prismcwe.htm#bottom
http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/starsafs.htm#bottom
の方に保存します。My_HP は日本語版と英語版の二つを持っているのですが、
基本的に日本語版は主に記事、英語版は主に記録と住み分けているからです。

本日(1/26)夜のパスで、PRISM からは多くのデータを受信デコードしました。
日々、送信データが増えていきます。安定してきました。

STARS は、AOS と LOS 近くの低仰角(10度以下)は親機(437.485)から送信し、
高仰角(10度以上)では子機(437.465MHz)から送信するという運用形式に変更
されました。

AFSK解読ソフトについて、PRISM は日本語版が完成し、英語版は現在作成中
です。STARS の AFSK解読ソフトは見当たりません。期待したいと思います。

KKS-1 の CW は、今回の5衛星の中では最も強力です。AFSK の運用について
は運用計画を現在検討中で、今後の運用計画について同高専の Webサイトに
順次掲載される予定です。AFSKの運用のあかつきには、英語版の方に新たな
My_Page を作るつもりです。