SEEDSII, AAUSATII2008年08月01日 21時42分

SSTV も MSK も、本日夜の解読は不調でした。
たまにやるとダメですね。日常にしておかないと...

GO-32 APRS のコツ2008年08月01日 23時37分

1. 衛星に使用するアンテナは、指向性のある ビーム(Yagi) がよい。

2. APRS の概念としては、『 RIG → GO-32 → RIG → PC → APRS 』
   となるので、衛星にアップリンクした信号を無線機・TNCで確実に
   受信し、PC でインターネット経由で APRS に送信する必要がある。

3. アップリンクは、なかなか衛星に信号が通らない というのが現実。
   特に、平日の午前中は難しい。 休日の夜間、高仰角の時が狙い目。
   それでも、10回に 2~3回くらいしか通らない。衛星はシビア。

4. 使用するソフトは、ExTerm が初歩。下記 8.も参照。
   無線機のパワーは 50W 以上は欲しい。設定は、

    Uplink: 145.850MHz, Downlink: 435.225MHz
    9600bps FSK, Unproto: APRS VIA 4XTECH

5. 衛星は 宇宙を高速で移動しているので、大きなドップラー偏移を
   伴う。特に ダウンリンクは U帯なので、周波数を連続的に繊細に
   合わせる必要がある。

       Up        Down
     145.847 - 435.234  AOS
     145.848 - 435.231
     145.849 - 435.228
     145.850 - 435.225  TCA
     145.851 - 435.222
     145.852 - 435.219
     145.853 - 435.216  LOS

6. APRS 形式で信号をアップリンクする。フォーマットは次のとおり。

     :SAT      :Hello via GO-32
     :APRS     :Hello via GO-32 de JE9PEL  など。

   最初のコロン(:)から次のコロン(:)の間は 半角9文字分。 上の例
   では、そこに SAT と書いたので、あと 6個半角スペースが空いて
   いる。普通は 最初のコロンの次に相手局のコールサインを書くこ
   とが多い。次のコロンの右側は、任意の半角文字で書く。

7. いわゆる APRS ビーコン(位置情報) とは、次の形式のことをいう。
   これをアップリンクすることも多い。

     =3523.05N/13936.61E- Yokohama Japan

   先頭にイコール(=)をつける。 ハイフン(-)の右側は、任意の半角
   文字で書く。上の例の緯度・経度は、横浜市磯子区の自局(固定局)
   のもの。 車や船で移動している場合の緯度・経度の取得には GPS
   を使う。

8. 上記 4.の ExTerm は衛星と信号のやりとりはできるが、受信した
   信号を、APRS に IGateインターネット経由で送ることはできない。
   APRS 標準のソフトは、『UI-View32』。
   他には、『UISS-SatGate』も便利。

9. 標準の APRS ホームページは、http://aprs.xii.jp/aprs/

種子島宇宙センターの挑戦2008年08月02日 07時22分

ディスカバリーチャンネル (Discovery Channel) [横浜ケーブルTV 256Ch]
<シリーズ:奇跡の建造 種子島宇宙センターの挑戦(字幕)> という番組
を、昨日の深夜 (8/2 早朝01:00~02:00)、眠い目をこすりながら観ました。
日本の次世代ロケット H-IIA の開発を、アメリカの視点から描いています。
来週も放映されますので、是非 観られてみたらいかがでしょうか。番組を
VHS に撮ったので、これを DVD に焼く方法をこれから調べてみます。
PS. こんなのがありました。 → VHS to DVD3

 08/01(金) 19:00~20:00
 08/02(土) 01:00~02:00
 08/05(火) 18:00~19:00
 08/08(金) 05:00~06:00

本日(8/2) 午後SRLL運用予定2008年08月02日 07時38分

管制局の広報によると、本日午後の第1パス (20:00~20:13) で、
東工大独自通信プロトコル SRLL を利用した運用を行う予定ということです。
自局では TCM3105 での受信実験をしますので、できれば皆様には FX614 で
データの補完をお願いしたいと思います。

FO-29 analog status2008年08月02日 10時54分

管制局によると、原因は特定できていないがアナログ系中継器が連続運用と
なって 2週間が経過し、日陰時に送信電力が低下することも無いようなので
8月からしばらくの間、アナログ系中継機の連続運用とする ということです。
本日(8/2)、10:10からのパスでも、AOS と同時に強力な CW が聞こえてきま
した。 fo29cwte.exe を使って解析した結果を載せておきます。→ CW 解析

TCM3105 初受信デコード!2008年08月02日 20時53分

本日(8月2日) 夜20:01~のパスで、TCM3105 を使って SRLL を受信デコードする
ことができました。机上のテストではデコード率に不安がありましたが、実際に
衛星からの SRLL 信号を、ほぼ 100% デコードすることができました。 モデム
TCM3105 の性能は、FX614 と同一と言ってもよいほどの感触を得ました。どちら
も必要充分に実用に耐えられます。これで自局は完動 SRLL_TNC を 2台保有する
ことになりました。皆様、いろいろとご教示ありがとうございました。
参考までに、 7ピン...2.1V  10ピン...3.3V (後で 3.8V に変更) としました。
→ TCM3105 SRLL 受信全データ

PRESAT, NANOSAIL-D 本日打ち上げ (失敗)2008年08月03日 08時04分

JH1EKH 局の最新情報です。
突然、PRESAT (437.318 MHz FM), NANOSAIL-D (437.269 MHz FM) が
本日(8/3) 09:05JST に打ち上げられるという情報が入ってきました。
あと、1時間後です。 ロケットは打ち上げ成功。 衛星は分離失敗。
→ ライブ中継

No.TypNo Type      Date       LS  Payload 
------------------------------------------------------------
 3  1    Falcon-1  03.08.08 F Om  Trailblazer / PreSat /
                                  Nanosail D / Celestis 07
planned launches

 4  2    Falcon-1  xx.xx.08   Om  RazakSat 1 / Cubesats
         Falcon-1  xx.3Q.09   Om  Argo
         Falcon-1  xx.4Q.09   Om  (SpaceDev)

Failures:
 3: Stage separation failure (Version 1st flight, Failure)

Launch Sites

CC    Cape Canaveral SLC-36A
Om    Omelek Island, Kwajalein, Marshall Islands
Va    Vandenberg SLC-3W

Last update: 03.08.2008
------------------------------------------------------------

Posted August 2, 2008 - 20:38 PDT
We have heard from launch control that there has been an anomaly.
More details will be posted to the website as available. 

Posted August 2, 2008 
T+140s: Vehicle switching to inertial guidance mode. 1050 m/s, altitude of 35 km 
T+69s: Approaching Max-Q - the time of maximum dynamic pressure on the vehicle
T+56s: Approaching Mach 1 - the vehicle is now supersonic

Posted August 2, 2008 - 20:33 PDT
T+4s: Falcon 1 has cleared the tower 
T+0: We have liftoff!

Posted August 2, 2008 - 20:33 PDT
We are go!

Delfi-C3 デジタル音声ループ成功2008年08月04日 21時09分

本日(8/4)夜20:34~ のパスで、デジタル信号の U(LSB)/V(USB) デジピートの
音声ループテストに成功しました。基準は、LSB 435.550 / USB 145.900 です
が、特にアップリンクに大きなドップラー偏移を伴うため、受信固定としても
最初はアップリンク周波数の予測がつきません。試行錯誤しながら実験してい
たところ、TCA を過ぎたあたりで、返り信号を確認することに成功しました。
結果は TCA と LOS の間で、LSB 435.566 / USB 145.900 (1200bps) でした。
今後これが、Delfi-C3, digital LSB/USB において一つの目安になるかと思い
ます。送ったコマンドは『UNPROTO CQ VIA DLFIC3』です。この時、ExTerm を
使用していましたが、本当の意味でのデジタルデジピートは難しい(無理)かと
思います。衛星のトランスポンダーが現在はアナログ対応だからです。そして
アナログQSO も同じ周波数帯で同時に運用されていますので、お互いに干渉し
合わないに注意を払う必要があります。次回再度、デジタル音声ループ実験の
録音に挑戦してみます。

衛星通信入門用ファイル2008年08月05日 15時12分

JA6BX 局による、衛星通信入門用プレゼンテーションファイル が、JAMSAT HP
(日本アマチュア衛星通信協会) に公開されました。 このファイルは、パワー
ポイントで作成されています。起動画面右下にある小さな三脚のようなマーク
をクリックすると、フルスクリーンスライドショーが始まります。画面の適当
な所をクリックすると次のページに移ります。大変僭越ですが、My_HP No.340
では、『デジタル衛星通信の概要』というタイトルで、同じパワーポイントで
プレゼンテーションを作成しています。併せてご参照下さい。

Delfi-C3 デジタル信号ループ音2008年08月05日 21時35分

本日(8/5) 20:53~のパスで、TCA を過ぎたあたりでデジタル信号ループした
時の PSK受信音 です。『UNPROTO CQ VIA DLFIC3』 として、CQ メッセージを
送信しています。